先に ■「侍帳」の本当の数で、「細川家家臣略系譜」の数として次のようにご紹介した。
細川家家臣略系譜は、永青文庫に「先祖附」が存在する諸家の名簿でもある。
知行取 小計1,149家
医 南東五六・27家 南東五七・36家 小計 63家
船 南東五八・62家 小計 62家
茶・鷹・馬 南東五九・24家 小計 24家
一代御中小姓 南東六〇・29家 南東六一・30家 小計 59家
十代相族寸志 南東六二・15家 小計 15家
合計1,372家
T家所蔵の「肥後旧藩士禄名籍」によると、御中小姓が省かれているが、大凡の数からするとあまり変わらないことになる。
旧知人数 515人
新知 同 460人
蔵米 30人
擬作 240人
中小姓
寸志 47人 合計1,315人
この「肥後旧藩士禄名籍」は公になっていない史料だが、特記といったものはないものの、幕末期の確かな記録として貴重である。
現在これを「新・肥後細川藩侍帳」改定版に反映させる作業を行っている。
これが上の「細川家家臣略系譜」とどう異なるのかを調べ上げてみようと思っている。