津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■侍帳改定作業のせい

2020-10-06 15:10:01 | 侍帳

 まだ押し入れの中に鎮座している、資料を取り出していると面白いものに出会い、本来の仕事を忘れ時間のたつのを忘れてしまう。
そしていくつも出して床の上に重ねていたら、山崩れになり足の踏み場がなくなり、元の場所に戻すのが大事になってしまった。
それでも「侍帳」に反映させるための資料がいくつか出てきて、それなりの成果はあった。
贈呈いただいたいくつかのお宅の家系図を眺めながら、侍帳に書き落としていた「諱」なども反映させ、養子の方の実家や、女性の嫁ぎ先などに情報を書き込む。 
次第に侍帳の情報が濃密になってきた。
ここ数日この作業にのめり込んでいて、爺様は少々お疲れ気味である。
図書館で収蔵の先祖附の情報を、PCを持ち込んで直接打ち込もうと思っているが、この調子では我が家での作業がしばらく続きそうな気がする。
いろんな方から色々な資料を頂戴していることを再確認し、改めてありがたく感じている。
今後ともよろしくお願い申し上げたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■細川小倉藩(368)寛永六年・日帳(二月廿一日~廿ニ日)

2020-10-06 06:49:52 | 細川小倉藩

                      日帳(寛永六年二月)廿一日 ~廿二日                

         |       
         |     廿一日  加来二郎兵衛
         |

         |   (一長)
         |一、伊藤半丞御番仕廻、罷下候とて、立寄被申候ハ、中津近所ノものを門番ニ抱置候処、田川知行所
         |                                     〃〃
女在所ヘノ送切手 |  へめしつれ罷越、遣置候処ニ、彼門番相果候、妻子おやこ弐人共ニ女にて候、在所へ送遣可申と
         |  存候、右ニ御門出候時、切手ノ内ニこもり申女にて候ゆへ、各様迄一通申理置候由被申候、日帳
         |  ニ付置申候間、送届可被申由、申渡候事、
筑前ヨリ帰参百姓 |一、筑前ゟ帰参百生九蔵・同母共ニ築城郡越路村の者、但、入江八郎兵衛百生之由申候、築城郡へつ
ヲ旧ニ帰サセ切手 |  れさせ遣候処ニ、八郎兵衛庄や越路村惣四郎ニ渡、切手取帰候、御郡奉行・御惣庄やハ小倉へ出
ヲ取ル      |  津仕ニ付、切手ニ加判なし、御郡奉行衆ヘハ御奉行所ニ而申渡候事、右召連参候使ハ桑原主殿与
         |  林十右衛門也、
蜜柑ノ木積下ル  |一、少八と申御小人、去々年江戸へ参、かわり候而、今度ミかんの木のり申舟ニのり下候由ニ而、登
         |  城仕事、何の御用も承不参候由申候、
祇園社ノ神主伊勢 |一、祇園ノ神主左衛門大夫登城ニ而申候ハ、五三日之内ニ参宮仕候間、跡之儀、せかれ共置申候条、
参宮       |  万事頼存候由、被申候事、
         |一、林隠岐登城ニ而被申候ハ、高本千久浦小そて弐つ、ひんき次第江戸へ可下旨、 御意之由に而、
         |  (皆川)
質入ノ小袖ノ価  |  治ア所ゟ申来候由に而、小さて弐つ持参被申候、千久浦おや右之小そて弐つ質ニ置申候、壱つ
         |    (緋綾)    (桃)                 (萌 黄 牡 丹)      (羽二重)
         |  ハ表ひさや、うらもゝ色ノ小そて、元利十八匁弐分、壱つハ表もへぎぼたんの段子、うら茶はふ
         |  たへ、元利廿め八分ヲ吉田縫殿助ニ談合申、しちやへ我等書物仕遣、此小そて弐つ請取申由被申        
         |  候、銀子ハ千久浦ゟ可出哉、 殿様ゟ出可被遣哉、いまたしれ不申候事、
船頭加子ノ屋敷ノ |一、白井兵助・鏡善右衛門登城ニ而被申候ハ、御船頭・御加子ニ被遣屋敷如何可被仰付哉と、申候被
支配方      |                                          〃〃
         |  申候、御船頭分之やしきハ此方ゟさし引可申付候、御加子ノやしきハ、其方両人被見計次第、遣
         |  可被申由、申渡候事、
         | (長沼顕長室、沼田清延女)
上リ女ノ持物ハ仕 |一、いよ殿ゟ、黒瀬を以被申候ハ、昨日ノ上り女ノきる物六つ七つほと、幷かや一下、右ニ御闕所ニ
着モ同然     |  上り在之由、彼女申候間、御仕着も同前儀候間、是を被遣候様ニと被申越候、心得申候、申付渡
         |  させ可申由、返事申候事、
松井興長松丸諸奉 |一、今日ハ八つ時ゟ、式ア殿へ松ノ丸諸奉行、幷物書・御算用者迄不残御よひ、風呂ニ入申候事、
行物書算用者等ニ |
残ラズ風呂ノ振舞 |
忠利書状諸方内儀 |一、江戸ゟ 御書被成下候、方々へ修理者・兵庫者ニ持せ進候分
宛        |       (三淵好重室、三斎妹栗)
         |  一、御書 恵光院御内渡辺五助ニ渡、
         |       (有吉英貴)
         |  一、同  頼母殿内 郷司喜左衛門ニ渡、
         |       (小笠原長元)
         |  一、同  備前殿内 平田弥兵衛ニ渡、
         |       (長岡孝之)
         |  一、同  休斎様御内岡野太郎助ニ渡、
         |       (米田是季)
         |  一、同  監物殿内 中井三九郎ニ渡、
         |       (牧興相)
         |  一、同  左馬殿内 本嶋三大夫ニ渡、
         |一、中津ゟ 御返書参候、御目ノ薬■■被進候 御返書也、

         |       
         |     廿二日  石本三介
         |
忠利書状諸方内儀 |一、いよ殿へ被進候 御書、黒瀬九郎右衛門ニ渡事、
宛        |    (南条元信室、細川興秋女)
         |一、御なへ様への 御書、遠藤吉右衛門ニ渡事、
         |    (筑紫重門室、細川幸隆女)        かね
         |一、御かね殿へ之 御書、御■兼様内今井與兵衛ニ渡事、
         |             〃
         |一、御書一通遠坂越後被遣、内益田弥右衛門ニ渡事、
         |一、かゝ殿への 御書、かゝとの御うけとり候とのきりかミ参事、
         |一、明日御飛脚乗せ上り申御船頭野間惣兵衛也、
鞍奉行      |一、御鞍奉行ニ丸見少左衛門尉、
片山理兵衛国払ニ |一、片山理兵衛御扶持はなされ、他国被仰付候付、御年貢米有之由、御郡奉行・御代官衆被申候、出
年貢米出入ノ処置 |  入之儀白井兵助・かゝミ善右衛門ニ段々申渡候ヘハ、得其意存候間、埒明可申由申候事、


  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする