天匂ふ 落ぎんなんをふたつ踏み 秋元不死男
熊本にはイチョウの木が多いように思う。熊本城は「銀杏城」と呼ばれるし、城内にも多くのイチョウの木が多い。
熊本県庁の正面プロムナードは、肥後54万石を表す54本のイチョウの木が植えられており、そろそろまっ黄色になり夜間は照明で照らし出されることになる。
そろそろ刑部邸の前なども見事な景色が見られるだろう。
私の散歩コース、東郵便局ー東部市民センターー健軍神社には街路樹として沢山植えられていて、所によっては写真のごとく、御近所の方のお世話で落ちた実が佩き寄せられている。
なんとも匂いが臭く、急ぎ足で通り過ぎなくてはならない。かっては拾っていく人も見られたが、最近ではあまり見受けられない。
私は焼銀杏が大好きで、殻を剥いだきれいな緑色の実の香ばしい香り、そして少々の苦みと塩気が晩酌のつまみに最高である。
しばらく食べていないが、又出かけて少々拾ってこようかしら。よろしければ「どうぞお持ち帰りください」