日帳(寛永七年四月)廿一日~廿三日
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| 廿一日 安東九兵衛
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撓竹制作ノ奉行 |一、御しない竹ため申御奉行ニ、河村七左衛門尉申付候也、
町奉行盗人捕縛ノ |一、吉田縫殿助登城にて被申候は、夕へ京町かミやの太郎右衛門尉と申ものゝ所ニ、大工弥右衛門と
状ヲ報ズ | 申ものの番子盗人ニはいり候て、きぬを大分盗、若松口へ夜中ニ参、御門を出可申と可仕候処
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| 門 (人脱ヵ)
| ニ、御〇番見付候而、相改候処、彼盗口上不審ニ候而御門番存候而、御家中老衆へ御門番と幷
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| 村田彦一召連候而参候、吉田縫殿所へ其まゝめしつれ参候へ之由、被仰候ニ付、吉田縫殿所へつ
入牢 | れ参候処、盗無紛ニ付、搦取、籠者申付候由、縫殿被申候也、
| (伯)
稲葉信通乗馬ノ血 |一、彦四郎様御馬之血を可被成御取せ候間、白楽可申付由ニ御座候、則上田忠左衛門をよひ、此段申
取ヲ求ム | 渡候、忠左衛門を則遣候也、
松田某忌明登城シ |一、松田五左衛門、親七右衛門忌明申候由にて登城被仕候、御礼之儀は如何可仕やと被申候ニ付、式ア
拝謁ノ如何ヲ問ウ | 少輔殿江御出候而、可有御尋之由、申渡候也、
| 各 (波多道仲)
薗田道各波多道仲 |一、薬師ノ道庵、江戸ゟ、道中御身廻ニ、今日下着被申候事、
ヲ見舞ニ江戸ヨリ | 〃〃〃 〃
下着ス |
薬師道庵来ル |一、道庵と申薬師被参候事、
| (山本仁介) (横野間)
逸隼居上ル |一、修理前ノ与村田弥兵衛、隼一居すへ上ヶ参候、二介ニ渡候ヘハ、横沼権八預ノ御鷹ノ由申候也、
豚ノ子生ルニソノ |一、ぶた、子を九つうミ申候、内五つは犬くひ申候、〆四つ御座候、是を買度と申もの御座候、如何
売払ノ可否ヲ問ウ | (ママ)
| 可被成御買やと、ぶたかひのもの申候、松丸衆ニ相尋可申由、申渡候也、
笋 | 上申候、
箏 |一、彦四郎様御やとへ笋拾本〇横山進助与松田市助ニ渡ス也、
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| 廿二日 加来二郎兵衛
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田川郡ヨリ早松茸 |一、田川ゟ、さ松茸五本参候、則御台所ニ払せ申候事、
藤崎某祖母危篤ニ |一、藤崎喜八郎申候ハ、ばゝ一人知行所ニ居申候、以之外相煩申通申来ニ付、罷越、見申度御座候
在所ニ行クヲ願ウ | (友好)
| 由、与頭松井宇右衛門へも申候ヘハ、我等共へも申理早漏へと被申候、如何可有御座哉と被申候、
| 宇右衛門尉さへ被参候へと被申候ヘハ、此方ゟ申分無之候、自然御尋候ハヽ、右之通にて遣申段
| 可申上由、申候也、
| (昭知)三淵藤英三男
稲葉信通同道朽木 |一、彦四郎様御同道にて内匠殿へ御成早漏也、
昭知邸ニ臨ム |
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| 廿三日 奥村少兵衛
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紙包ノ請取 |一、佐藤少左衛門ゟ、続権六方へ帋にてつゝミ申候もの壱つまいり候を、権六内吉兵衛ニ渡候、
| 右、慥請取申候
| 吉兵衛(花押)
| (沢村吉重)
|一、佐藤少左衛門尉殿ゟ大学所へ紙包壱つ被指下候を、慥請取申候、沢村大学内山本十左衛門(花押)
|一、門川阿心へ、京都ゟかミ包壱つ下候を、直ニ渡申候事、
信通薬師寺本丸ニ |一、今晩ハ彦四郎様、其外上方ノくすし衆、いつれも御本丸にて御すき被成候事、
数寄ヲ催ス |
|一、岡部道宇へ、上方ゟ下候状とも、門川阿心ニ言伝、遣申候事、