津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■御侍帳・家紋から考える(40)

2022-09-04 15:35:23 | 家紋

         

           新・肥後細川藩侍帳や】の部

山川久左衛門は、(南東35-19)山川一太郎家の 5代目・兵五郎(久左衛門)。家紋は「丸に三つ星紋」  

山戸嘉右衛門は、(南東34-28)山戸嘉平次家の8代目・嘉衛門か。家紋は「七宝に左巴紋」  
山戸太郎彦は、分家(南東34-8)山戸仙蔵家の3代目で「極めて剛強の人なり。藩に仕へ郡代を勤む。」とある。
        家紋は同上。  

山田嘉左衛門は、(南東35-7)山田少九郎家の8代目・嘉左衛門(茂平)。家紋は「隅立角に引両紋」  

山田伝次郎は、(南東35-8)山田傳次郎家。人物の特定が出来ない。この家は600石医師・竺印元恕法橋を祖とする。
        家紋は「子持ち亀甲に水の字紋」である。  

山縣加平太は、(南東60-6 一代御中小姓)山縣庄次郎家の8代目助右衛門(嘉平太)。家紋は「型紙紋」である。  

山下角左衛門は、(南東34-27)山下松作家の7代目・庄大夫(角衛門)か。
        家紋は「子持ち隅切り立角紋」「子持ち隅切り立角に三つ引紋」  

山移八右衛門は、(南東34-31)山移重太家。何代目であるか不詳。家紋は「蛇の目紋」である。  

山口猪助は、(南東34-1)山口五三家の3代目・猪助(清左衛門)か。家紋は「   」  

山室意三は、御医師(南東56-19 医)山室宗意家の3代目・意三(宗恩)。家紋は「五瓜に■■」    

八木十大夫は、(南東34-17)八木太門家の5代目・瀧之助(養子 新左衛門・十大夫)御使番 六百石である。
        家紋は「三つ盛り木瓜紋」  

八木左学は、(南東34-19)八木多学家の8代・左学(多学)である。家紋は「丸に橘紋」である。  

八木田和伝は、【青龍寺以来】(南東34-13)八木田新五家の9代目である。
        家紋は「隅立角に蛇の目紋」「井桁に三つ丸紋」である。  
八木田十郎助は、【青龍寺以来】(南東34-18)八木田 小家の7代目。

        八木田桃水 名は政名、幼名亥之助。十郎助と称し晩年桃水と号せり。藩に仕へ食禄二百五十石、  
        八代城付組脇及び鉄砲頭を勤む。弱冠志を興し数十年の効を積み、新撰事蹟通考三拾余巻を編纂す。
       (肥後文献叢書・第三巻)
        両家は新十郎(入道宗圓)を祖とする一族、こちらが分家筋である。
        但し、家紋は異なり「蛇の目紋」である。  

安田小膳は、(南東34-22)安田平吉家の 5代目、名は達玄、武技を好み、最も槍法に長ず。後学を励み、時習館授讀となる。家紋は・・・「  」

矢田群平は、(南東34-32)矢田仁左衛門家の3代目。家紋は「隅切り立角に三つ星」  

安富孫左衛門は、(南東34-4)安富重九郎家の6代目・勇(孫左衛門)か?家紋は「揚羽蝶紋」  

安野形助は、(南東34-29)安野形馬家の6代目・安野南岳 名は眞郷、一名粛、字は公雍、形助と称し、南岳と号す。藩に仕へ禄二百石、
      時習館訓導たり。後目付役、奉行職に転じ、尚館生の教導を為せり。
      家紋は「六つ丁子紋」

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■ゾツキ本

2022-09-04 06:26:29 | 書籍・読書

 どうしても手に入れたい本は、清水寺などとは言わな毛までも、少々高いところから飛び降りる気持ちで高い新刊本を購入することもある。
これは、「ヤフーオークション」や「Amazon」や「日本の古本屋」を探して見つからなければの話である。 

 最近ある本を「日本の古本屋」を通じて購入した。ほとんど新品状態で値段も安い、いわゆる「ゾッキ本」である。
よくよく見ると本の地の部分に赤い直径3ミリほどの印が押されてあった。
店頭で売れ残り発行元に返され、古本市場に流されたものであろうか。
どうしても座右に起きたいと考え随分探していたのだが、発行元に連絡しても絶版で在庫が無いという返事だった。
ところがこういう形で、まさに新品状態で古本市場に登場してくる。「ゾッキ本」専門の市場というものは無いのだろうか。
 もっともこれは「大当たり」で、どうしても欲しい本を手に入れて、落書きだらけてがっくり来ることもあるが、史料として座右においておく分にはこれで我慢も必要だと思っている。
「日本の古本屋」を週一ほどでチェックを入れているが、なかなか見出せない本が幾つもある。
何度も整理した本棚が又あふれ出して来たし、それより怖いのは奥方の目の方である。
それ故、処分する本を段ボールに入れてこれ見よがしに置いて、これは処分しますョと、目くらましにしようという傘寿爺である。

 

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