津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■処分しましたけど

2022-09-22 09:21:14 | オークション

                        ★永井荷風★『腕くらべ』(公刊本)、大正7年、初版、新橋堂★保存良好、保存用拵え帙入り

                                                               


 今朝ヤフオクを眺めていたら、見馴れた本が出品されていた。現在1,000円、永井荷風の大正七年初版の『腕くらべ』である。
多分昨日ゴミに出した袋に入っていたと思う。処分してしまった・・・
「東京新橋の花柳界を舞台として、芸者駒代と菊千代、実業家吉岡、役者瀬川一糸のからむ人間模様を描いている。」ウイキペディアより。

こんな風にヤフオクに出品されるのを見ると「しまった」感も感じてしまうが・・・

一方、幸田露伴の「小説・尾花集」という本も処分しようと思って仕分けしていたが、内容を再確認して・・止めた。
題と内容は大違い、実は「五重塔」だった。(もう一つ、血紅星が掲載されているが・・)

実は、山本夏彦の影響を大いに受けている私は、随分文語体の本を購入した。その残されたのがこの二冊だったのだ。
「五重塔」はもう一度読んでから処分しようと、山本夏彦の著「完本・豊後文」の隣にしばし残すことにした。

              

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■押し入れ整理

2022-09-22 06:51:59 | 先祖附

 ■応急的押入れ内ダンボール本棚に入っている資料類をとり出して、内容物を調べている。
いろんなものが顔を出し、整理どころの話ではなくなってきた。
袋のなかには数種類の資料がごったで入っていて、まるで宝箱?を開ける感じである。
古い新聞は切り抜きもせずそのまま入っているから、必要なものだけ残して後は処分するのだが、捨てる前に目を通すと記事が書かれた当時の事などが思い出されて、時間があっという間に過ぎていく。
東大史料編纂所の大日本近世史料・細川家史料には、各巻末に登場人物の索引が乗せられている。
15巻くらいまでの登場人物の名簿を作り、どの巻の何ページに記載あるか「細川家史料・人名索引」を作ってHPにUPしたが、後に史料編纂所からお叱りを受けて削除に至ったことがある。その原稿が顔を出した。
削除はしたが、個人名を打ち込むと時折その人物に行き当たりびっくりするが、データが幽霊状態で残っている。
懐かしい思い出である。
ある団体がHPを立ち上げる前に当サイトでいろいろ情報を発信したりしていたが、立派なHPが出来て当方は手を引いた。
そんな原稿が顔を出す。チョット目を通して一括処分。
「平成肥後国誌」の編著者・高田先生の晩年、手のふるえで段々文字が乱れてくる折々の手紙の文字なども懐かしい。
元の細川侯爵邸、現在の和敬塾の設計図はヤフオクで落札したものだが、これはCADで図面を再現しようと試みたが、忙しさに忙殺されて未完である。A1の大きな青焼きだが、コピー屋さんに持ち込んで製本しようと思っている。
先に書いたA0版の大正四年の番地入り熊本市の地図のコピーも、ミウラ折りにする作業が未完である。
そんな史料でデスク廻りは足の踏み場もなくなってしまった。
今日も床に座り込んで、20年ほどに及ぶ過去に対面することになる。

 

 

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