★永井荷風★『腕くらべ』(公刊本)、大正7年、初版、新橋堂★保存良好、保存用拵え帙入り
今朝ヤフオクを眺めていたら、見馴れた本が出品されていた。現在1,000円、永井荷風の大正七年初版の『腕くらべ』である。
多分昨日ゴミに出した袋に入っていたと思う。処分してしまった・・・
「東京新橋の花柳界を舞台として、芸者駒代と菊千代、実業家吉岡、役者瀬川一糸のからむ人間模様を描いている。」ウイキペディアより。
こんな風にヤフオクに出品されるのを見ると「しまった」感も感じてしまうが・・・
一方、幸田露伴の「小説・尾花集」という本も処分しようと思って仕分けしていたが、内容を再確認して・・止めた。
題と内容は大違い、実は「五重塔」だった。(もう一つ、血紅星が掲載されているが・・)
実は、山本夏彦の影響を大いに受けている私は、随分文語体の本を購入した。その残されたのがこの二冊だったのだ。
「五重塔」はもう一度読んでから処分しようと、山本夏彦の著「完本・豊後文」の隣にしばし残すことにした。