以前■ビッグニュース熊本城を書いたあと、ここで紹介されていた清正の文書を拡大して一生懸命読んでみた。
並行して東大史料編纂所の研究紀要などをチェックしていたら、第32号にこれが取り上げられていることが判った。
そうこうしているうちに、物忘れの激しい傘寿爺さんの脳の回線がつながって、待てよ以前林晃弘先生から抜刷の「熊本城普請に関する新出の加藤清正書状」をご恵贈いただいていたのではないかと思った。
blogに検索を掛けると案の定2022-04-02に拝受していた。すっかり忘れて居り林先生には申訳ない次第である。
そして一所懸命探した結果、熊本城顕彰会発行の会誌「熊本城」を納めた箱の中から顔を出した。
それから一気に精読しているが、読み進めていると所々記憶に残っており、確かに一度目を通していることは間違いない。
熊日さんがこの事を記事にされる5ヶ月ほど前、私は確かな解説がなされた貴重な資料を頂戴していたことになる。嗚呼、耄碌が情けない。
為端午之儀
使者を指上 殊帷
五つ到来 悦入候
熊本普請皆々
精を入 事之外令
出来候由 令満
足候 并国中耕
作之儀 百姓無
緩之旨 得其意候
将又 於江戸仕合
能 五月十日比
令上着候間 可
心安候 猶蠏江
主膳可申候 謹言
五月廿一日 清正(黒印)
加藤美作殿へ