津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■ビッグニュース熊本城-つづき

2022-09-27 06:22:45 | 史料

 以前■ビッグニュース熊本城を書いたあと、ここで紹介されていた清正の文書を拡大して一生懸命読んでみた。
並行して東大史料編纂所の研究紀要などをチェックしていたら、第32号にこれが取り上げられていることが判った。
そうこうしているうちに、物忘れの激しい傘寿爺さんの脳の回線がつながって、待てよ以前林晃弘先生から抜刷の「熊本城普請に関する新出の加藤清正書状」をご恵贈いただいていたのではないかと思った。
blogに検索を掛けると案の定2022-04-02に拝受していた。すっかり忘れて居り林先生には申訳ない次第である。
そして一所懸命探した結果、熊本城顕彰会発行の会誌「熊本城」を納めた箱の中から顔を出した。 
それから一気に精読しているが、読み進めていると所々記憶に残っており、確かに一度目を通していることは間違いない。
熊日さんがこの事を記事にされる5ヶ月ほど前、私は確かな解説がなされた貴重な資料を頂戴していたことになる。嗚呼、耄碌が情けない。

                為端午之儀
             使者を指上 殊帷
             五つ到来 悦入候
             熊本普請皆々
             精を入 事之外令
             出来候由 令満
             足候 并国中耕
             作之儀 百姓無
             緩之旨 得其意候
             将又 於江戸仕合
             能 五月十日比
             令上着候間 可
             心安候 猶蠏江
             主膳可申候 謹言
              五月廿一日 清正(黒印)
                加藤美作殿へ

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■気のいいおっちゃん宮本武蔵

2022-09-27 06:18:43 | 講演会

     『武蔵は気のいいおっちゃんだった』剣豪・宮本武蔵に関する新史料発見 晩年を過ごした熊本で

なかなか洒落たキャッチ・コピーだが稲葉教授作だろうか、地元の民間放送局RKK・熊本放送が上のような記事を配信している。
今回発見された史料の一部は、11月3日から5日の3日間、熊本大学附属図書館で展示されるとあるが、これはコロナで止まっていた同館主催の
「貴重資料展」の再開を指している。
熊本大学のプレスリリース「宮本武蔵晩年の人物像を示す新史料 4 点を発見

以下はその詳細・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・熊本大学付属図書館サイトから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  第37回貴重資料展(11/3-5)および公開講演会/第16回永青文庫セミナー(11/3)を開催

【令和4年度 貴重資料展】「悲劇の藩主 細川光尚」

  ◆期間: 令和4年11月3日(木) ~ 11月5日(土)
         3日間限定開催 10:00~17:00

  ◆会場: 熊本大学附属図書館1階 古文書閲覧室およびラーニングコモンズ

  * 新型コロナウイルス感染予防対策を講じて実施します。
    また、新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、実施期間を延期する場合があります。
    延期の場合は、附属図書館ホームページにてお知らせします。

  「悲劇の藩主 細川光尚」は、附属図書館と永青文庫研究センターの共催で開催します。

 

  第37回貴重資料展は『悲劇の藩主 細川光尚』をテーマに、天草・島原のキリシタン一揆をはじめ、17世紀最大の危機の時代の諸課題へ
  正面から取り組んだ 細川光尚に焦点を充てます。
  細川光尚は、明君・細川忠利の嫡男に生まれ、わずか31歳で病に倒れました。
  その駆け抜けた生涯での活動を示す数々の貴重資料を、光尚の指南役だったあの沢庵(たくあん)和尚の自筆書状や、新発見資料と
  ともに公開します。

  2年ぶりに開催します貴重資料展で、是非、リアルな歴史に触れてください。お待ちしています。

  【監 修】稲葉 継陽 熊本大学永青文庫研究センター長 教授

  これまでの貴重資料展(オンライン貴著資料展を含む)は、以下のURLへ
  公開URL:https://www.lib.kumamoto-u.ac.jp/about/events/exhibitions

 

  <同時開催>【公開講演会・第16回永青文庫セミナー】

  演 題 :「細川光尚とその時代―天草島原一揆・寛永大飢饉・御国返上―」

  講 師 :稲葉 継陽 熊本大学永青文庫研究センター長 教授

  ◆日 時:令和4年11月3日(木) 14:00~15:30

  ◆会 場:熊本大学附属図書館1階 ラーニングコモンズ

  ◆定 員:当日先着 90名<予約不要>
         定員に達した場合、聴講をお断りする場合があります。

  * 貴重資料展・講演会/永青文庫セミナーは、入場無料です。

  * 新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、附属図書館ホームページ・
    特設サイトにて動画掲載による実施へ変更する場合があります。
    変更の場合は、附属図書館ホームページにてお知らせします。

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