今年は妻の4ヶ月に及ぶ入院生活という思いがけないことがあり、少なからず私の生活もその影響を受けた。
入院中は面会も週一、それもわずか15分というものであったから面会以外は時間も潤沢にあったはずだった。
しかし毎日私も食せねばならないので、その買い物が一仕事であった。その他、主婦の仕事がすべてわが身に降り注いだから、毎日が忙しい事、それゆえ聞きに行きたい講演会などを幾つか行けなくなったり、図書館へももう半年以上出かけていない。
毎月の熊本史談会へは皆勤しているが、昨日、今年最後の例会に出席して今年の私の公式外出は終了した。
しかし、私的においては一日おきくらいに、妻が運動を兼て買い物に出かけるからこれについていかねばならぬ。
まだ当人が荷物を担いでの行き来ができないから、私は荷物持ちと、彼女が考えている夕食のメニュ等について、何を買うのかの御目付である。
「今晩はすき焼き」だといって、肉や野菜を購入すると、その材料が「水炊き」に変わったりしていて驚かされたり、こんな具合が日常茶飯である。
大いに行動が制限されているので、勢い家にいる時間が多くなり読書の時間が増え、Amazonのお世話になって本の数がどんどん増えだした。
年末の大掃除もしなければならぬ時期に成ったが、小山を作っている本を何とか本棚に収めようと思うが、当の昔キャパ・オーバーになっているので、隣の空き部屋に小山がうっるということになる。
今年も10日ほどを残すばかりとなった。来年の年賀状で年賀収めをしようと思ったりしながら、最期の年賀状の準備もしなければならない。
新しい年を迎えるのには、結構なエネルギーを要する。まだそれに堪える体力はあるが、妻のサポートをいつまで続けられるのかという一抹の不安と戦いながら毎日を過ごしている。
今年は、いろんな内視鏡検査を受けて、特段の症状もなくその点では心すっきりではある。