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瀬戸際で押し合ってはいけない

2023年11月05日 | 雑記帳
 昨夜は4年ぶりとなる地区「芋の子汁会」。コロナ禍が収まってようやくということである。予想していたことではあるが、参加者は明らかに減って20人程度だった。しかも全員が50代以上というのはやむを得ない。近隣どこも同じ悩みを抱えているわけで、この現実をどのように受けとめるか、瀬戸際にある。



 某菓子店で売っていた、中学生考案という「藍染ロール」!!


 話題は、当然のことながら「クマ」である。町内で襲われた方の重傷の話は痛ましい思いがしたし、もはやけして他人事ではない。ほんの二か月前、孫と一緒に「あの繫みにはクマがいるかな」と散歩して歩いた道と目と鼻の先であり、あの事故から行くのは控えているし、来春以降であっても警戒心が募るのは確かだ。


 連日の報道は今後の対策をどうするかに集約されている。大きなスタンスで語れば生態系の変化であり、人間の責任の重さは言うまでもなく、しっぺ返しを食らっている現実…それは地球規模の温暖化による気候変動と関わっていることは誰しも想像できるだろう。この問題も瀬戸際。そこで留まっている自分たち


 会に同席していた首長から聞いた。児童生徒にクマよけ用の鈴を配布したら、登下校時「鈴の音がうるさい」と苦情があったという。こんな片田舎の町でもそう言い放つ人のいる情けなさ。単に個人の問題ではなく、そうした風潮に染まっていく社会全体の怖ろしさまで感じさせる。しかし、縮こまってはいけない。


 公共施設の勤務者として、今ことさらに意識している点がある。何かトラブルめいた件があったとき、「利用者様」といった態度を強く出す方は少なくない。その際、最終的に「みんなで作り上げていく」姿勢を共有できるように収めることが肝心だ。誰しも瀬戸際、そこでは押し合うことなく、支えあう道を探したい。


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