もぐろ様、いや某師匠ハゲシクご推薦のピアニスト・水岡のぶゆき氏のライヴにようやく行くことができた。場所は荏原中延、ここって3路線が使えて意外とアクセス良いエリアなんですね。R1をクルマで通ることはあるけど電車で降りたのは初めて。
ではいきなりセットリストです。※はカヴァー、(V)がヴォーカル入り。
・Life
・Forest song
・情熱の日々
・(V)十六夜の月
※(V)My favorite things(津軽弁)
※八木節
※(V)Orange colored sky
(休憩)
・悲しくて
※Take the 'A' Train
・(V)んじちゃーびら(さようならor行ってきます)
※(V)It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing)
・(V)Sirius
※(V)The Tennessee Waltz
(アンコール)
※(V)Spain
チック・コリア
一曲ごとの感想は割愛して(汗)、特に気になった曲のみ。
・Life
初っ端からキましたね。7/8拍子なんで一瞬戸惑ったけど 慣れると心地良い。いかにもグループで合わせてるって 気になれそう。途中で6/8拍子に変わるんだけど、そこが またイイ。ちょっとフュージョンっぽい曲とも言えるかな? そしてまた7/8拍子、転調してのフィナーレ?聞く方も合わせられれば一体感を得られシアワセ。
・情熱の日々
個人的にはコレが本日一番かな。(大変失礼ながら)松岡直也を 連想するラテンなピアノの展開、各パートのユニゾン、後半はなぜか「ルパン三世」が頭に浮かぶ。速くてアグレッシブなのに 何となくもの悲しい響きを感じてしまう曲。
・My favorite things(津軽弁)
このヴォーカルアレンジの妙!前半を津軽弁訳、後半がオリジナル なんだけど後半の方が理解できるってどういうこったい(笑)。Camaruさんの声はジャズボーカリストって感じがしない。もっと 幅広い感じ…ひょっとして日本語の歌の方が声質に合ってる!?
・悲しくて
オーソドックスな展開ながら心に染みる曲。この曲とか、フレットレスベースで演って貰えたらもっとイメージの世界に浸れそうな。これは下手が演奏したらつまんない曲、当たり前のことがキッチリできるメンバーのレベルの高さがわかった。
・Sirius
「秋桜」的内容の歌詞なんだけど、ここから3曲は特にヴォーカルが良かった。マイク使ってたけどライン素通し、ごまかしの効かないステージだからね、スゴイなぁとひたすら感心。Camaruさんスゲェ。
・Spain
チック・コリアの名曲。これもね、ユニゾンとブレイク、びたっと合ってるのを聴くと鳥肌。思わず指が腕が動いて、顎をぐっと突き出して一拍堪えて、みたいな(笑)。実は拍子を良く良く考えれば難しくなさそうなんだけど、言うとやるとは大違い、自分じゃ絶対にムリ!
水岡のぶゆきさんのピアノはとても澄んだ音がした。ここのピアノはローゼンストックだったけど、弾いててキンキンしたところがないのね。印象的だったのは手の動き…「弾く」ときより「引く」とき。鍵盤を叩いてすっと指を引き上げるその速さと甲の丸さと。でも決してキツい音にならない。激しく叩き込んでも音が柔らかいのは不思議だったなぁ。それは物腰の柔らかさ、ゲストに対する腰の低さからも窺えるんだけど、こちらが恐縮してしまうほど何度も丁寧に挨拶されてちょっと困ってしまったほど。終わった後、初対面から散々話し込んでしまってすみません。
ベースの高健太郎さん、ウッドベースだとばかり思ってたらエレキベースだったのは嬉しい誤算。あまりにさりげなく弾くので何と表現したら良いか困ってしまう。さらっと、でもしっかりとって難しいよね。だからあまり目立たないのだけれどすごく上手いんだと思う。個人的にはもう少しベースのボリュームあげて欲しかった…それとやっぱりフレットレス!
パーカッションの津島周平さん、ドラムじゃなくパーカッション。コンガとカホン、それにシンバルとバー・チャイムかな。コンガもだけどカホンの音と叩く熱さに見とれてしまった。終演後、あれこれ尋ねてたらカホン叩かせてくれた!とりあえず音は出るけど濁ってる…シンプルなだけに奥の深そうな楽器だ。シンバルは手で叩いたりスティック使ったり、基本的に手なんだねコンガやカホンが手だから。ドラム叩いてるのもお聞きしたいものです。
今日は、居心地が悪いほどお客さんが少なくて…どうした追っかけ(自称サポーター)なぜ来ない!何だか演奏して頂いて申し訳ないような感じ、しかもこちとら目を瞑って聴くクセがあるものだから(その方が動きに惑わされず音を聴きやすいのです)居眠りしてると思われちゃったかも…いや、ちゃんと指先とか動いてたし↑の感想でも起きてたって分かるでしょ?(笑)
プログラムとしては、もっとオリジナルを聴きたかったな。それは聴き手のレベルに合わせてってことなのだろうけど。もっと小さなハコで、それこそインストだけでってパターンでも聴いてみたいな。え、2/5にココペリ亭ですか!?うーん困ったな、23時にクルマで小田原に居なきゃなんないんですが…
2011年1月18日 荏原中延・ボナペティにて
追伸
会場で買って盤面サイン頂いた最新作"Life"ですが、タイトルチューン最高!この曲はパーカッションよりドラムの方が合ってるかも(でも普通過ぎるか)?
ではいきなりセットリストです。※はカヴァー、(V)がヴォーカル入り。
・Life
・Forest song
・情熱の日々
・(V)十六夜の月
※(V)My favorite things(津軽弁)
※八木節
※(V)Orange colored sky
(休憩)
・悲しくて
※Take the 'A' Train
・(V)んじちゃーびら(さようならor行ってきます)
※(V)It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing)
・(V)Sirius
※(V)The Tennessee Waltz
(アンコール)
※(V)Spain
チック・コリア
一曲ごとの感想は割愛して(汗)、特に気になった曲のみ。
・Life
初っ端からキましたね。7/8拍子なんで一瞬戸惑ったけど 慣れると心地良い。いかにもグループで合わせてるって 気になれそう。途中で6/8拍子に変わるんだけど、そこが またイイ。ちょっとフュージョンっぽい曲とも言えるかな? そしてまた7/8拍子、転調してのフィナーレ?聞く方も合わせられれば一体感を得られシアワセ。
・情熱の日々
個人的にはコレが本日一番かな。(大変失礼ながら)松岡直也を 連想するラテンなピアノの展開、各パートのユニゾン、後半はなぜか「ルパン三世」が頭に浮かぶ。速くてアグレッシブなのに 何となくもの悲しい響きを感じてしまう曲。
・My favorite things(津軽弁)
このヴォーカルアレンジの妙!前半を津軽弁訳、後半がオリジナル なんだけど後半の方が理解できるってどういうこったい(笑)。Camaruさんの声はジャズボーカリストって感じがしない。もっと 幅広い感じ…ひょっとして日本語の歌の方が声質に合ってる!?
・悲しくて
オーソドックスな展開ながら心に染みる曲。この曲とか、フレットレスベースで演って貰えたらもっとイメージの世界に浸れそうな。これは下手が演奏したらつまんない曲、当たり前のことがキッチリできるメンバーのレベルの高さがわかった。
・Sirius
「秋桜」的内容の歌詞なんだけど、ここから3曲は特にヴォーカルが良かった。マイク使ってたけどライン素通し、ごまかしの効かないステージだからね、スゴイなぁとひたすら感心。Camaruさんスゲェ。
・Spain
チック・コリアの名曲。これもね、ユニゾンとブレイク、びたっと合ってるのを聴くと鳥肌。思わず指が腕が動いて、顎をぐっと突き出して一拍堪えて、みたいな(笑)。実は拍子を良く良く考えれば難しくなさそうなんだけど、言うとやるとは大違い、自分じゃ絶対にムリ!
水岡のぶゆきさんのピアノはとても澄んだ音がした。ここのピアノはローゼンストックだったけど、弾いててキンキンしたところがないのね。印象的だったのは手の動き…「弾く」ときより「引く」とき。鍵盤を叩いてすっと指を引き上げるその速さと甲の丸さと。でも決してキツい音にならない。激しく叩き込んでも音が柔らかいのは不思議だったなぁ。それは物腰の柔らかさ、ゲストに対する腰の低さからも窺えるんだけど、こちらが恐縮してしまうほど何度も丁寧に挨拶されてちょっと困ってしまったほど。終わった後、初対面から散々話し込んでしまってすみません。
ベースの高健太郎さん、ウッドベースだとばかり思ってたらエレキベースだったのは嬉しい誤算。あまりにさりげなく弾くので何と表現したら良いか困ってしまう。さらっと、でもしっかりとって難しいよね。だからあまり目立たないのだけれどすごく上手いんだと思う。個人的にはもう少しベースのボリュームあげて欲しかった…それとやっぱりフレットレス!
パーカッションの津島周平さん、ドラムじゃなくパーカッション。コンガとカホン、それにシンバルとバー・チャイムかな。コンガもだけどカホンの音と叩く熱さに見とれてしまった。終演後、あれこれ尋ねてたらカホン叩かせてくれた!とりあえず音は出るけど濁ってる…シンプルなだけに奥の深そうな楽器だ。シンバルは手で叩いたりスティック使ったり、基本的に手なんだねコンガやカホンが手だから。ドラム叩いてるのもお聞きしたいものです。
今日は、居心地が悪いほどお客さんが少なくて…どうした追っかけ(自称サポーター)なぜ来ない!何だか演奏して頂いて申し訳ないような感じ、しかもこちとら目を瞑って聴くクセがあるものだから(その方が動きに惑わされず音を聴きやすいのです)居眠りしてると思われちゃったかも…いや、ちゃんと指先とか動いてたし↑の感想でも起きてたって分かるでしょ?(笑)
プログラムとしては、もっとオリジナルを聴きたかったな。それは聴き手のレベルに合わせてってことなのだろうけど。もっと小さなハコで、それこそインストだけでってパターンでも聴いてみたいな。え、2/5にココペリ亭ですか!?うーん困ったな、23時にクルマで小田原に居なきゃなんないんですが…
2011年1月18日 荏原中延・ボナペティにて
追伸
会場で買って盤面サイン頂いた最新作"Life"ですが、タイトルチューン最高!この曲はパーカッションよりドラムの方が合ってるかも(でも普通過ぎるか)?