ゴミと言うからいけないのだ、資源と呼ばなくては(モノにもよるけど)…それは正しいと思う。それはあるが、とりあえず現在ゴミと呼ばれているものの処分方法やリサイクル手法は正しいのか?その実態をレポートいている本書を読むと、自分がけっこう誤解していたことや処理の非効率さ、矛盾に気付く。自治体や排出企業に対する憤りを感じないこともないけど、まずは足元を見直したい。
身近なところでPETボトルやガラス瓶の回収、リサイクル。折角の再生プラントを作っても必要量を確保できない事態。高値で引き取る外国(主として中国)に怒ってしまうが、そもそも国際取引のコストを考慮しなかった生産性シミュレートに問題があったのではと気付けば、怒りの矛先は他国でなくプラント設計企業であり処理工場建設の自治体に向く。そして「キャップやラベルを剥がして分離回収」が必ずしも必要でないケースもあったりと、一様でない回収方法に疑問を感じたりもする。
こんな調子で生活のゴミから企業の産業廃棄物まで色々と問題があるのってどうよ?「正解」は一つでないようなので、役人まかせでなく企業も住民もしっかり考えないといけないのだろうけど、日本ってそういうの徹底的に議論して詰めてゆくのが苦手な国なんですよね…
2015年9月4日 通勤電車にて読了
身近なところでPETボトルやガラス瓶の回収、リサイクル。折角の再生プラントを作っても必要量を確保できない事態。高値で引き取る外国(主として中国)に怒ってしまうが、そもそも国際取引のコストを考慮しなかった生産性シミュレートに問題があったのではと気付けば、怒りの矛先は他国でなくプラント設計企業であり処理工場建設の自治体に向く。そして「キャップやラベルを剥がして分離回収」が必ずしも必要でないケースもあったりと、一様でない回収方法に疑問を感じたりもする。
こんな調子で生活のゴミから企業の産業廃棄物まで色々と問題があるのってどうよ?「正解」は一つでないようなので、役人まかせでなく企業も住民もしっかり考えないといけないのだろうけど、日本ってそういうの徹底的に議論して詰めてゆくのが苦手な国なんですよね…
2015年9月4日 通勤電車にて読了