日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2015年9月13日 【旅行】クラブツーリズム専用列車と神島散策

2015-09-25 21:35:19 | 旅行・ハイク&ウォーク
 JR/その他民鉄ともラッピングトレインやスペシャルトレイン花盛り、乗車を追いかけている身としては情報入手だけでも大変です…それらの車両の中でも極めて珍しい、近鉄の「かぎろひ」に乗車してきました。

 この電車は旧型となった特急用車両(新スナックカー12200系)を改装したものですが、「クラブツーリズム」と言うツアーオペレーターの専用車両であることが特徴。逆に言えばその会社のツアーに参加しなければ乗れないわけです。今回は近鉄名古屋から鳥羽まで行き、船で三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となった神島(かみしま)へ渡り島内散策をした後に名古屋へ戻る日帰りツアーに参加しました。催行が決まったのが8月末、それまでやきもきして待ちました。

 近鉄名古屋の集合が朝7時半のため前夜の夜行バスで現地入りする予定だったのですが、直前にお誘いがあり土曜日の朝一に千歳へ飛び、札幌丘珠から大阪八尾まで自家用機でフライトして慰労会のあと新幹線で名古屋へ移動、駅前の安ホテルに投宿。東京→札幌→大阪→名古屋と移動したハードな1日でした。

 時刻通りに集合し「かぎろひ」に乗車。2両編成で他列車と併結ではない贅沢な運転です。参加者はたったの26名、これは赤字じゃないかなぁ…。外装はシックな深緑色に金ラインで「トワイライトエクスプレス」と似たイメージ。内装は鮮やかな赤に模様が入ったモケットに張替えられた2人掛けの転換クロスシート、一部を物販カウンターとしてコーヒー、ジュース、生ビールと袋菓子を売っていました。特急だけでなく区間急行まで退避するダイヤで、2時間10分かかって鳥羽に到着しました。

 鳥羽に到着し、船で神島に渡り直ちに配布の弁当をパクつきます。地の魚介や野菜ばかり使った、素朴ながら美味しいものでした。食後、鳥羽市のボランティアガイドさんの先導で小さな島内を散策。事前に「潮騒」を復習しておいたので何となく親しみある島でした。小さいながら海から屹立した地形で、上部の灯台や監的哨(かんてきしょう)を巡る遊歩道は結構ハードで汗だくになりました。最後に港近くの売店兼食堂でビールを飲みつつ名物のたこめしを食べ島とお別れ。台風の抜けたあと、夏の名残りの暑さでデッキの風が心地よかったです。鳥羽周辺の有人島にはこのほか答志島・菅島・坂手島があるので、一昨年の「愛知三島めぐり」に続き来年は「三重四島めぐり」をしてみようかなぁ。

 行きの逆コースで近鉄名古屋へ。少々遅れてタイトな乗り継ぎでしたが名鉄に乗り換えセントレアへ、毎度お馴染みのJAL208便(JA303J:737-800)にて羽田に戻りました。
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【本】松谷明彦著 「東京劣化 地方以上に劇的な首都の人口問題」(PHP新書)

2015-09-25 06:23:50 | 本・映画・展覧会
 ちょっと目からウロコ的な本だった。今後、東京はインフラ劣化が顕在化する一方で高齢者激増による税収減から維持コストが確保できず、周辺都市では虫食い的にスラム化が起こりうるとの警告。少子化対策はやっちゃいけない愚とか、地方消滅はあり得ないとか。

 人口構成比、出生率など色々な統計のグラフをもとに仮説を検証してゆく。グラフって恣意的に表現できるので鵜呑みにしてはいけないけど、うーんなるほどと思ってしまう。すると何?今後は地方に移住した方が社会保障的に有利なこともあり得るわけ?さてどのあたりの道府県が移住先としてオススメなんでしょう?そんなことは書いていない。

 自分の退職後の人生をどこで送ろうか(日本に限らずだけど)と考えるようになった昨今、また悩むネタを仕入れてしまった。何も知らずに適当に移住しちゃった方が幸せかもしれません。西日本は黄砂やPM2.5、東日本の海沿いは地震や津波、内陸部は噴火の降灰。年取ると寒冷地の雪かきが問題になる可能性がある。趣味やるのに向き不向きなロケーションも考えたい。消去法で残るのは意外にも埼玉県あたりだったりしないかな?

 2015年9月11日 通勤電車にて読了
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