日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2023年11月6~24日 【旅行】世界一周散骨の旅part2(5)ドーハ→ヘルシンキ

2023-12-05 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 11月10日、5日目。ドーハに昨夕に着き、夜のスークを冷やかしに行く予定だったですが欠航に伴う搭乗便変更で本日早朝の到着、カタール入国なしとなり、そのまま乗り継いでヘルシンキ(フィンランド)に向かいます。ドーハはEXPO(国際園芸博覧会)を開催中とのことで、ターミナル中央に鎮座する有名な「黄色いクマ」の台座にもしっかりアピールがされていました(写真左上)。

 欧州から中東に来て、北欧に向かう。いわばV字ルートですが、一気に飛ぶとさすがにバカらしい気がします。A380型機に乗れなかったので、なおさらです。とは言えカタールまでは夜行便、カタールからは日中便ですので、沿線の景色を見ることができます。イラン西部あたり、荒涼とした大地と厳しい地形、なかなか見応えがありました。こんな所にも、よくよく見ると集落らしきものが見えたりします(写真左下)。

 食事をいただき、寝不足を補充したらもうヘルシンキ。雲の中をガタガタ揺れながらアプローチ、地上は雨でした。降りてみるとさすがに寒い。ターミナルは北欧らしい雰囲気に溢れていました(写真右)。以前はバスで中央駅まで向かった気がしましたが、今日は電車で向かいました。Pループ状の路線のちょうど頂点くらいに空港駅があるため、どちら向きに乗っても中央駅に着けるのは便利です。駅からホテルまで徒歩10分ほど、雨の中を石畳に手こずりながら到着したホテルは、ロンドンの宿とは対照的にシンプルでこざっぱりとした部屋で好感が持てました。

 Omena Hotel 泊

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年11月9日 【旅行】世界一周フライト06:ロンドン(LHR)→ドーハ(DOH) QR12便

2023-12-05 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

【第6区間】
便名:QR12
機材(機番):A350-900(A7-AMH)
発:ロンドン(LHR)
着:ドーハ(DOH)
所要時間:6時間5分


ラウンジ:カタール航空プレミアムラウンジ
ヘッドホン:メーカー型名不明、ノイズキャンセリングタイプ

 A380型機に乗るべく予約したQR10便が、ゲート前まで行ってまさかの欠航。次便は満席で振り替えて貰えず、次々便への搭乗となった。こちらは最新鋭A350型機による運航、普通なら喜ぶところだろうが複雑な心境で、ロンドンの午後をラウンジで過ごした。ヒースロー空港にはビジネスクラス以上の乗客専用のプレミアムラウンジがあり、ワンワールド上級会員であっても搭乗キャビンがビジネスクラス未満だと入れない。午後イチの便が出発してしまうと次の便までは6時間ほどあり、午後の早い時間は閑散としており伸び伸びと過ごせた。食事も飲物もふんだんにあり、食べ過ぎぬよう我慢。

 所定の時間になりゲートへ移動、搭乗すると雰囲気ある内装(写真上左)。同社のA350-900には過去にも搭乗しているが、その時はエコノミークラスだった。今回は同社ご自慢の「Q Suite」ビジネスクラスを堪能できる。通路側のパーティションは高く、個室感いっぱい。シート回りも小物入れあり、割と細々と展開する自分にはありがたい(写真上右)。モニタは巨大、シートに寛ぐと手が届かないため、リモコン操作となる。一方テーブルの使い勝手はあまり好ましくない気がした。ウエルカムドリンクには、もちろんシャンパンを。ローレン・ペリエのBrutだった(写真下左)。

 6時間ちょっとと中距離レベルのフライトではあるが、メニューはホチキス綴じの食事編、ワイン編の二種類が配られる。環境配慮が叫ばれる昨今、これを紙のオーバーユースと取るか、充実と感じるか。自分は小市民なので後者である。食事はやはり中距離路線らしく1回のみだが、メインは4種類から選べ充実している。「Gulf style prwan biriyani」をチョイスしたが、プリプリの大エビがたっぷり、白ワインがよく合う。食べ過ぎ防止のためビリヤニを残す贅沢も、自分としては珍しい判断。美味しいのだが、旅は始まったばかり、体調に留意する。デザートも三種類、「Fresh berried with yuzu syrup」をチョイス。ワインを全種類飲み比べるお腹と時間と余裕はなく、寝ることにした。

 シートをフルフラットにし、自分でベッドパッドを敷く。それほど広いシートではないため、ゴソゴソやるのはちょっと大変。ブランケットも厚みがあり、掛けると安心感を得られる(写真下右)。

 当便の飛行ルートは、イギリスから中欧、トルコ、イランを抜けペルシャ湾へといった感じ。気持ち良い酔いに熟睡したが、2時間半ほどで着陸態勢となり起きざるを得なかった。日中便ならちょうど良い昼寝なのだが、夜行便だともう少し寝ていたい。現地は未明、真っ暗な中を着陸した。「中東御三家」らしく、チェックインから機内まで優越感を満たしてくれる設備と、丁寧な接遇のクルーに大満足して降機した。またいずれ、カタールのビジネスに乗りたいものである。

 ついでに書いておく。カタールにしろエミレーツにしろ、設備サービスが良いのはビジネスクラス(以上)。エコノミークラスはどうってことなく、機内食は味付けが口に合わないケースもある。さらにカタール航空の場合、格安運賃のマイル加算率は恐ろしく低い。ゆめゆめイメージに騙されませぬよう。両社のエコノミークラスにも何度も乗っている自分からの忠告である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年11月6~24日 【旅行】世界一周散骨の旅part2(4)ロンドン→ドーハ(まさかの当日欠航→振替)

2023-12-05 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 11月9日、4日目。今日は移動日、いよいよ世界一周航空券を再開させドーハ(カタール)へ向かいます。カタールは中東ですが、この航空券上ではヨーロッパゾーンに区分されるため、マイルを稼げる貴重な拠点なため、家族では行ってませんがルートに組み入れました。

 5時過ぎにホテルを出、再びエリザベス線でヒースロー空港へ。5時半になっても地下通路への階段が開かないと思ったら、どうやら始発電車だけは地上ホームから出るらしく、慌てて移動しました(写真上左)。それくらい案内を出しておいて欲しい…思えばこのドタバタが、「長い一日」の不吉な予兆だったのか。

 ヒースロー空港のカタール空港カウンター、ファースト&ビジネスクラス搭乗客は椅子の置かれた別区画に案内され、チェックインから優越感ある対応。ラウンジも素晴らしく、さすが高級感の演出、平民との差別化には余念がないと感心しつつ搭乗ゲート前で待ちます。今回の世界一周では「ワンワールド各社で復活したA380ビジネスクラスに搭乗する」もテーマの一つ、7月のカンタス航空に続く2社目です(写真上右)。

 ところが、予定時刻になっても搭乗が始まらず、10分、20分経っても何のインフォメーションもなし。1時間近く経って人々が動き始めました。ようやくかよと思って列に並ぶと、降機の動線すなわち到着ロビーへ向かうよう指示され、チェックインカウンターへとの冷たい指示。土壇場で欠航か?それにしてはアナウンスもなく、謝罪の一言もなし。入国自動化ゲートを通り、再び先ほどのカウンターへ。

 幸いカタール航空はロンドン⇔ドーハ間に毎日5,6往復を飛ばしており、後続便もA380な模様。ドーハ着が遅くなるけど、まあ仕方ないかと思ったら満席だと。仕方なく、先方より提案された夜行便の1便目に振替、これも最後の一席でした。どんだけ混んでるんだ!ドーハのホテルは返金不可料金で予約したので無駄になるけど、明日以降の予定には影響しないので我慢せざるを得ません。

 では夜のフライトまでどうするか?ドーハは暑いので厚手のセーターもジャケットもスーツケースに入れてしまい、日中とは言えロンドン市内を歩き回るのは厳しい。交渉したら空港に隣接するホテルの滞在を持ってくれると言うので、一筆貰った名刺を持ってホテル(クラウンプラザ)へ。隣接と言っても、歩くと10分以上かかります。すると、費用が何10ポンドか掛かると言われ、航空会社にチャージしてくれと言ってもそれは出来ないと、埒があきません。再び空港のカウンターに取って返し、おいおかしいぞダメと言われたぞと詰問し、再度ホテル名と内容を確認、再びホテルへ。そうすると担当者が変わり、今は空室がなくチェックインできるのは15時からと言う。まだ10時過ぎ、待ってられるか!ホテルで過ごすのは諦めました。

 3たびカウンターへ向かうと、欠航便の振替客とお昼の便のチェクイン客でエコノミークラスは恐ろしいほどの行列になっています。ビジネスクラスで良かった。夜の便のチェックインは4時間前からだと言うのを欠航便の振替で、ホテルに滞在できなかったのだからラウンジで過ごしたいからチェックインさせろと交渉し、成功。この時点でもう昼過ぎですが、ともかくチェックインしてラウンジに入り、足を投げ出せる席を確保し、飲んで喰ってはうつらうつらし、夕方を迎えました。まさか空港のターミナルで一日を過ごすとは…なんか映画みたい。

 日没が早いので、真っ暗になってからの出発。QR12便(A7-AMH:A350-900)はご自慢の「Q Suite」、さすがの一言。Q Suiteは他機種で乗っていますが、A350-900では初めて。静かな機内と相まって、これはこれで良かったと思える設備です。サービスも、かつて乗った日本線よりもフィーリングが合う、快適な時間でした。A380に乗れなかったのは非常に残念、ホテル代も残念でしたが、「やれやれ」くらいでやり過ごせる自分に我ながら驚いた一日でした。少しは寛容さが身に付いたのでしょうか。写真下は、フライトをドタキャンされた搭乗予定機(左)と、振替便で搭乗したのと同型機(右)です。

 機中泊

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする