11月8日、3日目。今日は世界遺産の町バース(Bath)まで日帰りします。列車の切符とバースローマ浴場の入場券は、事前にネットで購入しておきました。
(1)日立製高速電車「Class800」
バースへは、ブリストルへ向かう高速列車に乗車します。切符が安くなる、ラッシュ時を少し回った遅めの出発です。車両は日立製のClass800、電化区間はパンタグラフから集電し、非電化区間ではディーゼルエンジンで発電して走るバイモード方式。車体デザインは、以前乗ったドーバー線の高速列車Class395と似た感じです。車内はボチボチの込み具合、割と短区間の利用客も多かったです。静かで快適、リクライニングも回転もしないシートは欧米らしい。なおこの車両、設計は日立でも製造は笠戸(山口県)ではなくイギリス国内らしく。途中の車庫には大きくHitachiの文字がありました(写真上左)。約1時間半の乗車を愉しみました。
(2)ローマ浴場
列車をBath Spa駅で降りると、小雨になっていました。欧米では傘を差さない人が多く、自分も倣って歩き出しました。先日デビューの撥水ジャケットが威力を発揮します。駅を降りた人の大部分が向かう流れに従って歩くこと10分ほどで到着しました。
幾度と改修増築など重ねてきたとは言え、ベースは2,000年も前の造り。素晴らしい。あー浸かりてー。ぐるりと回廊を回るだけでなく、沢山ある側室と言うか小部屋、立体的にも幾重にも重なる構造を見てゆくので、けっこう時間が掛かりました。さすが世界遺産、素晴らしかったです。
(3)バース寺院
「アビー」と呼ばれる、高い塔を持つ寺院はローマ浴場のすぐ隣にあります。寺院?教会じゃないの?大聖堂との違いは?帰国してから調べます。内部は明るいながらも厳かな雰囲気、休憩がてら椅子に座り、しばし呆けて過ごしました(写真下左)。
(4)ロイヤル・クレッセント
18世紀に作られた、弧を描くように造られた美しい集合住宅(写真下右)。ここも世界遺産の一部として登録されているそうです。もちろん現役で、一部は博物館になっていたりします。実際の使い勝手、住み心地はどうなのでしょう?全体を見渡せるのは、建物前に広大な芝生が確保されていてこそです。
簡単で少し早いのですが、これでバース散策はぶらぶらと駅まで歩き、駅近くに再整備されたバス停のベンチで時間調整ののち、来た道をロンドンまで引き返しました。
宿の周辺は夜中にも人が固まって歩いていたり、大声で叫ぶ酔っ払いがいたりしますが、部屋で寝ている分には危険はありません。念のため、耳栓をして寝るくらいです。
Avon Hotel 泊