日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2023年11月6~24日 【旅行】世界一周散骨の旅part2(3)バース日帰り

2023-12-04 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 11月8日、3日目。今日は世界遺産の町バース(Bath)まで日帰りします。列車の切符とバースローマ浴場の入場券は、事前にネットで購入しておきました。

(1)日立製高速電車「Class800」
 バースへは、ブリストルへ向かう高速列車に乗車します。切符が安くなる、ラッシュ時を少し回った遅めの出発です。車両は日立製のClass800、電化区間はパンタグラフから集電し、非電化区間ではディーゼルエンジンで発電して走るバイモード方式。車体デザインは、以前乗ったドーバー線の高速列車Class395と似た感じです。車内はボチボチの込み具合、割と短区間の利用客も多かったです。静かで快適、リクライニングも回転もしないシートは欧米らしい。なおこの車両、設計は日立でも製造は笠戸(山口県)ではなくイギリス国内らしく。途中の車庫には大きくHitachiの文字がありました(写真上左)。約1時間半の乗車を愉しみました。

(2)ローマ浴場
 列車をBath Spa駅で降りると、小雨になっていました。欧米では傘を差さない人が多く、自分も倣って歩き出しました。先日デビューの撥水ジャケットが威力を発揮します。駅を降りた人の大部分が向かう流れに従って歩くこと10分ほどで到着しました。
 幾度と改修増築など重ねてきたとは言え、ベースは2,000年も前の造り。素晴らしい。あー浸かりてー。ぐるりと回廊を回るだけでなく、沢山ある側室と言うか小部屋、立体的にも幾重にも重なる構造を見てゆくので、けっこう時間が掛かりました。さすが世界遺産、素晴らしかったです。

(3)バース寺院
 「アビー」と呼ばれる、高い塔を持つ寺院はローマ浴場のすぐ隣にあります。寺院?教会じゃないの?大聖堂との違いは?帰国してから調べます。内部は明るいながらも厳かな雰囲気、休憩がてら椅子に座り、しばし呆けて過ごしました(写真下左)。

(4)ロイヤル・クレッセント
 18世紀に作られた、弧を描くように造られた美しい集合住宅(写真下右)。ここも世界遺産の一部として登録されているそうです。もちろん現役で、一部は博物館になっていたりします。実際の使い勝手、住み心地はどうなのでしょう?全体を見渡せるのは、建物前に広大な芝生が確保されていてこそです。

 簡単で少し早いのですが、これでバース散策はぶらぶらと駅まで歩き、駅近くに再整備されたバス停のベンチで時間調整ののち、来た道をロンドンまで引き返しました。
 宿の周辺は夜中にも人が固まって歩いていたり、大声で叫ぶ酔っ払いがいたりしますが、部屋で寝ている分には危険はありません。念のため、耳栓をして寝るくらいです。

 Avon Hotel 泊

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2023年11月6~24日 【旅行】世界一周散骨の旅part2(2)ロンドン滞在

2023-12-04 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 11月7日、2日目。ホテルの朝食はボリュームたっぷりで大満足でした。今日はロンドン市内を歩いて最初の慰霊をします。さて、どこでしましょう?さすがにビッグ・ベンやロンドンタワーの辺りは止めておきましょう。と言うことで着く前に調べてくれば良いものを、当日になってじたばた。過去に両親と行った場所、初めて行く場所をミックスしました。

(1)IFS Cloud Cable Car
 昨日と同じエリザベス線に乗り、Custom Houseで下車。何だか凄い人で、何事かと思ったら同駅下車の展示会場で旅行博開催なのでした。見てくか?でも入ったら今日はこれだけで終わりそう。それに入場料が何千円もする。10月中に登録していれば無料だったのは残念なような、気付かなくて良かったような…
 本題に戻り、運河と言うか入り江と言うか沿いを歩き、ケーブルカー(日本で言うロープウェー)駅へ。両親と乗った時は雨模様だったけど、今日は快晴。ただし風があって少し肌寒い感じです。客は殆どおらず、ゴンドラを独り占め。テムズ川を一跨ぎ、素晴らしい眺めでした。

(2)グリニッジ天文台
 ケーブルカーを降り、そこからグリニッジ天文台まで3km弱を歩いてゆきます。観光客は来なそうな住宅街を抜け、意外と賑やかな商店街を通り、公園の斜面を登って到着。お目当ては子午線、東経西経の起点です。天文台内部を見学した後に、敷地内に嵌め込まれた線を見ました(写真左)。小高い天文台からはロンドン中心街が一望できます。ここは、いい。一緒には来ませんでしたが、母の慰霊は天文台を出た直ぐの場所で行いました。

(3)国立海洋博物館
 グリニッジ天文台の丘を下ったところにある博物館に入りました。夏にドイツで入った所ほどではありませんが、島国イギリスの海洋史がわかりました(写真右上)。

(4)カティーサーク号
 ウイスキーの銘柄でお馴染み、高速帆船カティーサーク号。スマートでいかにも速そうな船型です。外部からの見学のみ(写真右中)。

(5)ドックランド博物館
 グリニッジからテムズ川の水上バス「UBER BOAT」でカナリーワーフ下車、近辺の運河開削から栄枯盛衰の歴史を展示した博物館を見学しました。こちらの方が近代都市の発展に的を絞っている分、海洋博物館より理解度が高かった気がします。

 ここまでで既に夕暮れ。ノース・ドック周辺は綺麗に整備され、おしゃれな雰囲気の街並みになっています。夕景が綺麗でした(写真右下)。おしゃれなぶんお店も高価で、コーヒーくらい飲みたかったのですがそそくさと退散。Canary Wharf駅からエリザベス線でホテルに戻りました。行動初日からけっこう歩き、満足ゆく1日でした。

 Avon Hotel 泊

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2023年11月6~24日 【旅行】世界一周散骨の旅part2(1)東京→ロンドン

2023-12-04 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 昨年7月に亡くなった母と生前に約束した、「遺骨を世界の思い出の地に撒く」と言う約束を果たす旅の後半戦を始めました。ビジネスクラス世界一周航空券を使って7月に、足かけ14日かけて東京→沖縄石垣→シンガポール→香港→シドニー→パリと回ったのですが、その残り部分を使った旅です。7月よりも長い旅、体調維持に気を遣わなければ。

 11月6日、1日目。今日は世界一周航空券を「中断」しているロンドンまで移動します。航空券は「一時帰国」用に購入した、パリ(→ヘルシンキ)→東京/東京→ロンドンのエコノミークラス。家族でロンドンまで飛んだのは2013年10月、10年と1カ月前のことでした。その時はまだ成田発でしたが、今は羽田発です。

 寒くなったのと長期間になったので、前回より主に着るものが増えたせいでスーツケースはほぼ一杯です。貰うであろうアメニティや、買うであろうお土産が収まりきらないかも。そう思ってナイロンバッグも持参し、折り畳んで荷物に入れておきました。チェックイン時のスーツケース重量は18.5kgでした。

 早々とチェックインしてラウンジで遅めの朝食をいただいてから搭乗。残念ながらアップグレードはされず、一方で非常口席かつ隣席をブロックいただいたようで気は楽です。JL43便(JA743J:777-300)で機材は当時と変わらずですが、これも数年のうちにA350-1000にリプレースされることでしょう。ひょっとしたらこの機材では、最後の長距離国際線搭乗になるかもしれません。

 10時過ぎに離陸。今はロシア上空を通れませんので、太平洋を横断してアラスカ方面へ向かい、グリーンランドを抜けて英国北部から進入するルートです。1時間くらいしか眠れず、映画も一本しか興味あるものがなく、結構しんどいフライトでした。一方でグリーンランド上空では素晴らしい景色を眺められました(写真下)。到着時には既に夕暮れが迫っていました(写真上)。

 ヒースロー空港から市内へは、昨年5月に開通した地下鉄「エリザベス線」でパディントン駅へ。今回は行く予定の場所への鉄道乗車を考え、空港アクセスとの交点であるここに宿を探しました。エリザベス線はヒースロー・エクスプレスより安く、従来の地下鉄より速く、バランスが取れて良いです。宿は界隈で最安値だけあって設備は最低限、階段もなくWiFiは10秒ごとに切れる。まあ寝るだけには十分です。

 Avon Hotel 泊

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