12月16日、5日目最終日。今日はプサンからソウルまで戻り、さらに東京まで戻る。今日も出発は7時前、なので構内のコンビニで飲食料を調達して乗車。
今日の列車はムグンファ号1206列車、この旅行はつい先週にプランを固めたのだが、その時点でこの列車の指定席は取れなかった(行きの1601列車は取れた)。だが車内移動すればどこかは座れるだろうし、どうしてもダメならKTXか国内線でソウルに戻れば良い。かなり安易に考え現地に赴いたのだった。一昨日着いて、前もって駅の窓口に行って尋ねたがやはり空席はなく、中国で言う「無座」~日本なら立席(りっせき、と読むのが正しい)指定のきっぷなら売れると言うので買っておいた。行きより安くて24,300ウォン。
6時53分、定刻に発車したが止まる駅ごとに人が乗って来るので、空いている席に座っていても落ち着かない。ただ日本と違い、こういう乗り方が一般化しているので指定を持った人も特に怒ったりムッとするわけでないのはありがたい。予想通り大邱(Daegu)で最初のピーク、次のピーク大田(Daejeon)を過ぎたら乗って来るばかり、6時間の最後1時間半は立つ羽目になった。まあKTXとかでなくこの列車に乗りたかったので、仕方ない。一方気になった雪は、やはり途中の山間部で沿線が白くなり横殴りの雪の中を走りビビったがその後は止み、ソウルには10分遅れで到着。これくらいは織り込み済で問題はない。通しで牽引した機関車の正面や、各台車には少し雪が付いていた(写真上)。
ソウルからA'REXの直通(ノンストップ)列車で仁川国際空港へ。チケットバウチャーは事前にKLOOKで購入、250円ほどの節約。これでスマホの格安eSIM、は1GB2ドルをほぼ賄える。最近A'REXは混んでいて直ぐ次の列車に乗れないこともあると聞いていたが、行ったばかりで待ち時間が長かったためか直近の列車に乗ることができた。例え駅で待っても、ロングシートの各駅停車で行くよりは楽だと思う。
帰国便は仁川→成田、JALでもLCCでもなくアフリカのエチオピア航空である。JALより遥かに安く、LCCの2割増し程度で乗れ、機材はワイドボディ、飲物に機内食は無料。そして自分の加入しているユナイテッド航空マイレージに100%加算。フルサービスキャリアでも、以遠権フライトだからこの運賃を出せるのだろう。ただ毎日運航ではないため、利用には注意を要する。手配したOTAで勝手にチェックインまでしてくれて通知が来たが、3人掛けの真ん中だったためカウンターで変更依頼、無料でエコノミー最前列の通路側に変更してくれラッキー。
スターアライアンス系のラウンジ利用権は持っていないため、プライオリティパスで使えるうち調べて評価の高かったSKYHUB LOUNGEへ行く。ユニークなセルフビビンバのほかにもホットミール、サラダ等あり。泡こそなかったもののビールサーバー、紅白ワインあり。
ET672便(ET-ASG:787-8・写真下)クルーはアフリカ系。韓日区間だけ韓国人もしくは日本人クルーが乗っているかと思ったが、見かけなかった。追い風もあって飛行時間が短いためサービスは大忙し、機内食でチョイスした白身魚は美味しかった。エチオピアビールを積んでいたので飲んだが、残念ながら温くて評価不能。1時間46分で成田到着。やはりLCCより良いなあ。格安バスで東京駅へ出て帰宅した。
日本でも韓国でも列車に揺られっぱなしの日々、無為と言えば無為だが楽しかった。(おわり)
釜山 0653
(ムグンファ1206)
ソウル 1236/1330
(AREX直通)
ICN(T1) 1413/1700
(ET672)
NRT(T1) 1930/1940
(バス)
東京 2048