10月22日、4日目最終日。今日は鞆の浦の沖の2島を訪ねた後に帰途に就く。
コンビニで朝食を買い、バスで鞆へ。終点で下車すると、走島への乗り場はすぐそこ。待合所で朝食、船で朝日を浴びながら島へ。
(1)走島
港を中心にもほV字に道が拓かれている。まずは距離の長い東海岸の道。途中何ヵ所もイノシシ罠が置かれている。あまり大きくはないが漂着物の少ない小山海岸は名所らしい。港に船は多いものの、あまり活気は感じられない。この島、道路脇や構内にゴミが多い。片付ける人もいないのか。行き止まりの天女が浜まで歩いて戻る途中、イノシシに遭遇!幸いあまり大きくなく、一目散に逃げて行ってくれた。
戻って今度は南への道を辿り、走港へ。島内いくつか比較的大きな工場があるが稼働している様子はなく気になっていたが、港近くで出会った方とお話しできて「いりこ」の加工場と知れた。伊吹島などと同じ種類か。ただ近年は水温上昇で原料のカタクチイワシが獲れず殆ど廃業、漁師さん達も全般的に漁獲が減り燃料は上がり魚価はあがらず…で景気悪いとのことだった。そして高齢化が追い打ちをかける。
島を見て回るのにのんびり歩いて2時間半。待合室のベンチで寝て、昼の船で戻った。降りたら雨になった。
(2)仙酔島
走島航路の船着場と、仙酔島への渡船場は少し離れている。雨の中を歩き乗船するが、本降りとなり島内散策は諦めた。歩けば2時間ほどの適度なコースがあったのに残念。上陸して浜を歩き、小さな丘を越えて反対側の海を眺めて終了。
(3)鞆鉄資料館
仙酔島散策を断念したため時間ができた。鞆の浦バス停の前の土産屋の一角にあったのは資料館と言うよりは資料コーナーの小さな一区画。スペースの問題もあってか展示内容は車掌のカバンや切符程度、車両に関しては皆無に等しく、写真パネルで偲ぶのみ。古いバスのメーカープレートの展示は良かった。
(4)鞆の浦民俗資料館
旧坂を登ったところにある民俗資料館へも寄る時間が取れた。鞆の港の歴史だけでなく、栄えた理由(潮の流れ)についての解説にナルホド。
雨も降り続くため鞆の浦散策はせずに福山に戻り、バーガーショップでコーヒー飲みながら読書。夕飯も済ませ、一駅乗った東福山始発の夜行バスで帰京。途中は三木、岡崎、海老名で休憩。東名集中工事が始まり遅延の可能性ありとアナウンスされたが、幸い大した影響はなく10分の延着で済んだ。
最後に雨にたたられたが、そこまでは素晴らしい天気と高温で予定通りに気持ち良く旅ができた。瀬戸内海の離島旅はいよいよ西ステージへ。(おわり)
[車中泊]
福山 0640
(バス)
鞆港 0712/0800
(走島汽船)
★走島 0825/1230
(走島汽船)
鞆港 1255着
(徒歩0.3km)
鞆の浦 1350
(市営渡船)
★仙酔島 1355/1415
(市営渡船)
鞆の浦 1420
*** 鞆の浦歴史民俗資料館 ***
鞆の浦 1520
(バス)
福山 1550/1836
東福山 1839/1915
(JAMJAM JX552便)
横浜駅 翌0530着