目による視覚の文化から足による触覚の文化へなんてかなり無理なタイトルだよなと思いつつ手にとってみた。
目は遠くまで見える。情報を入手する範囲が広がる。その代わり間接的だ。一方足は、文字通り足下のことしか感じられない。その代わり地面に触れているものだから直接的だ。間接的なものから直接的なものへ、我々が文明の進歩と考えてきた「より遠くのものを、より身近に」とは逆行する説ではないか。
興味深い説ではあったが、無理やり対比しこじつけようとする感は否めなかった。目の章から足の章への移行がスムーズでなく、唐突に切り替わっちゃう感じもした。相反する内容だから仕方ないとも言えるが、まとまりには欠ける。
でも、自分で歩いて物事を感じるということの重要性の主張には深く同意したい。
2013年6月28日 出張先・バンコクのホテルにて読了
目は遠くまで見える。情報を入手する範囲が広がる。その代わり間接的だ。一方足は、文字通り足下のことしか感じられない。その代わり地面に触れているものだから直接的だ。間接的なものから直接的なものへ、我々が文明の進歩と考えてきた「より遠くのものを、より身近に」とは逆行する説ではないか。
興味深い説ではあったが、無理やり対比しこじつけようとする感は否めなかった。目の章から足の章への移行がスムーズでなく、唐突に切り替わっちゃう感じもした。相反する内容だから仕方ないとも言えるが、まとまりには欠ける。
でも、自分で歩いて物事を感じるということの重要性の主張には深く同意したい。
2013年6月28日 出張先・バンコクのホテルにて読了