【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「ジヴェルニーの食卓」原田マハ

2013年08月19日 23時08分41秒 | 読書(小説/日本)

「ジヴェルニーの食卓」原田マハ

現在では巨匠と言われる画家とその時代背景を描いた短編集。
次の4編が収録されている。

美しい墓
エトワール
タンギー爺さん
ジヴェルニーの食卓

それぞれ・・・
①アンリ・マティス
②エドガー・ドガ
③ポール・セザンヌ
④クロード・モネ
・・・が描かれている。
特に良かったのが、表題作「ジヴェルニーの食卓」。

話は逸れる。以前フランスに行ったときのこと。
パリでの行動は、南仏の岩を登るための準備がメインになった。
マウンテンショップで買い物をしたり、レンタカーを借りたり・・・。
(観光は、ポンヌフとモンマルトルくらい)
次回、もしフランスに行く機会があれば、いろいろ企画だけはある。

①ルーブル美術館
②オランジュリー美術館(モネの「睡蓮」がある)
③コンコルド広場
④ヴェルサイユ宮殿
⑤フォンテーヌブロー
⑥ジヴェルニー(モネの館がある)
いざという時のため、調べておきたい。

【参考リンク】
パリ郊外に遠足 

話を「ジヴェルニーの食卓」に戻す。
文章を一部紹介。(「エトワール」より)
P103
踊り子たちのほとんどは、恵まれない環境に育ち、家計を助けるために舞台の上で足を上げていた。舞台裏に出入りしていた男たちは、彼女たちを見定めて愛人にしようと目論む支援者(パトロン)だった。有力者の愛人になれば、主役(エトワール)になれる。たっぷりと給金をもらい、病気の父を、苦労ずくめの母を、幼い妹弟を養うことができる。踊り子たちの目指すのは、ただそのひとつ。「星(エトワール)」になることだった。

【ネット上の紹介】
美の巨匠たちは何と闘い、何を夢見たのか ドガ、セザンヌ、モネ、マティス。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代の美を果敢に切り拓いた偉大なアーティスト四人の愛と友情、そして格闘の日々を色鮮やかに蘇らせる短編集。