
「フイチン再見(ツァイチェン)!」(1)村上もとか
「フイチンさん」で有名な漫画家・上田としこさんの伝記。
上田としこさんを描き、漫画界を描き、当時の日本を描いている。
父は当時、北満州ハルピンの正金銀行に勤務していた為、
わたしは生後40日で海を渡り、
以後小学校卒業までハルピンで育つことになったのです。
わたしの生まれた年にはロシア革命が起こり、
革命から逃れて亡命したたくさんの白系ロシア人がパルピンに住みついたのです。
父はどういうわけか日本人が住む街でなくロシア人やユダヤ人が住んでいる街に住まいを置いたので、
幼い頃のわたしは自然とロシア人、ユダヤ人、そして中国の子と一緒に遊ぶことが多かった。
学生時代、復刻版「フイチンさん」を読んだことがある。
ハルピンの街を舞台にいきいきと子供たちが描かれていた。
とても面白かった記憶がある。
だから今回さっそく手にとって読んでみた。
なるほど、こんな人生を歩んできたから、「フイチンさん」が描けたのか、と納得。
まだ1巻目だけど、続きが出たら読んでいこうと思う。
【ネット上の紹介】
日本にはまだ「女の漫画家」はいなかった! 漫画家・上田としこ。1917年(大正六)生まれ、2008年(平成二〇)没。これは、まだ誰も歩いたことがなかった「女流漫画家」という道を拓いた 一人の実在した「女」を主人公とした物語である。上田としこという一人の素っ頓狂な少女が、戦前の満州ハルピンの高く広い空に、想像の絵を思いうかべた時から、日本の、女の、「漫画の歴史」ははじまったともいえる。村上もとかが渾身の力を込めて描く、漫画の青い青い春。待望の単行本第1集!
【編集担当からのおすすめ情報】
膨大な資料、史料、数多くの関係者への取材を重ね、村上もとか氏が満を持して描く「もうひとつのまんが道」。「漫画家漫画」の決定版です。
だから今回さっそく手にとって読んでみた。
なるほど、こんな人生を歩んできたから、「フイチンさん」が描けたのか、と納得。
まだ1巻目だけど、続きが出たら読んでいこうと思う。
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日本にはまだ「女の漫画家」はいなかった! 漫画家・上田としこ。1917年(大正六)生まれ、2008年(平成二〇)没。これは、まだ誰も歩いたことがなかった「女流漫画家」という道を拓いた 一人の実在した「女」を主人公とした物語である。上田としこという一人の素っ頓狂な少女が、戦前の満州ハルピンの高く広い空に、想像の絵を思いうかべた時から、日本の、女の、「漫画の歴史」ははじまったともいえる。村上もとかが渾身の力を込めて描く、漫画の青い青い春。待望の単行本第1集!
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膨大な資料、史料、数多くの関係者への取材を重ね、村上もとか氏が満を持して描く「もうひとつのまんが道」。「漫画家漫画」の決定版です。