「健康で文化的な最低限度の生活」(2)柏木ハルコ
第2巻目、即購入。
生活保護の裏事情を、受給する側、支給する側と両面から描いている。
よく調べている、と感心する。
「債務整理とかよくわかってないっつう・・・いわゆる情弱(情報弱者)なんだよ!」
「『不幸慣れ』ね」
「人間てのは不幸にドップリ浸かってると、気力がドンドン奪われて、
何もかも面倒臭くなって、最後はそこから一歩も動けなくなっちゃうの」
「どんな人にもその人なりの『都合』があります。人は自分の『都合』でしか動きません。
その『都合』を知るにはまず相手にしゃぺってもらわないと・・・
そのためにもこっちにも『聞く準備がある』と示す必要がありますね」
【参考リンク】
「健康で文化的な最低限度の生活」(1)柏木ハルコ
【ネット上の紹介】
生活保護に向き合うケースワーカー奮闘劇! 福祉事務所でケースワーカーとして 働きはじめた新人公務員の義経えみる。 生活に困窮している人々を支援することの難しさに悩みながらも、 日々、[生活]の最前線で奮闘している。 そんな折、就労支援に取り組む最中で、 えみるが担当する阿久沢さんに多重債務が発覚! 一方、同期の七条が担当する岩佐さんも、 高い就労意欲とは裏腹に精神的に追い込まれ… 対応に葛藤する新人ケースワーカー達。 彼らにできることは何なのか? ============== 2集では、容易にはいかない“就労支援”の実態と、 騒がれている“不正受給”の、とある一面が描かれる。 医者でもない。警察官でもない。 けれど、[生活]を救える仕事がある! 新人ケースワーカー達の奮闘劇、渾身の最新作!!(「近刊情報」より)