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「学校へ行けない僕と9人の先生」棚園正一

2015年08月17日 21時16分02秒 | 読書(マンガ/アニメ)


「学校へ行けない僕と9人の先生」棚園正一

著者の実話。
小学校、中学校と、不登校だった。
次々と先生が替わるが、どの先生も著者と馴染まず。
学校へも行ったり行かなかったり、友達も出来ない。
そして、最後の9人目の先生が「ドラゴンボール」の鳥山明先生だった。
著者はマンガにより立ち直っていき、社会と接点を保ち、友達も出来ていく。




ザルで水をすくうような現代の学校教育。
すべての子どもにとって「よい教師」はいない。
でも、70%の子どもにとって「悪くない」と思われる教師が多数いてほしい。
(知識、教える技術、人格の3拍子が揃っていたら最高だけど)
今も昔も生きにくい世の中である。(ネット社会になってよけいな苦しみが増えたか?)

PS
想像するに、子どもだけに向き合って仕事をするのは無理。
同僚、上司、両親、PTA、地域、教育委員会・・・しがらみ、つきあい、如才なく処理するコミュニケーションスキルが必要、全てに向き合い、八方美人でいることは不可能かと思う。教員用の「保険」が出来るはずだ。
教職員賠償責任保険 - Wikipedia
TOSS教職員賠償責任保険


【ネット上の紹介】
鳥山明先生と出会い、少年は生きる希望を見つけた。小~中学校時代、不登校だった著者の実体験を基にした物語。学校へ行けない日々、「9人の先生」との出会いと別れを通じて、喜び、傷つきながら成長していく少年の姿を描きます