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「天魔~剣客商売」(4)池波正太郎

2016年06月30日 20時18分53秒 | 読書(歴史/時代)


「天魔~剣客商売」(4)池波正太郎

シリーズ4巻目を読んだ。
読んでいて飽きない。
ホント、よく出来ている。

P79(「箱根細工」より)
「弥七。これからあとは、お前が、その、上総屋房吉を探ってみることだな。なんでも、このごろは江戸に、仕掛人とかよばれて、金ずくで人を殺す連中が増えているそうな。(後略)」

仕掛人を作ったのは、もちろん、池波正太郎氏。
仕掛人シリーズ第1作「おんなごろし」が発表されたのが1972年3月。(池波正太郎 公式サイトデータベースによる)
上記セリフが載っている「箱根細工」が発表されたのが、1973年11月。
既に、「仕掛人」という言葉が定着している、と言うことなのだろう。