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「新「ニッポン社会」入門」コリン・ジョイス

2016年06月04日 18時27分34秒 | 読書(現代事情)


「新「ニッポン社会」入門 英国人、日本で再び発見する」コリン・ジョイス

先日読んだ、「ニッポン社会」入門の続編。→「ニッポン社会」入門/ コリン・ジョイス

P14
「くまのプーさん」「ひつじのショーン」と呼ぶのに、どうして「ねずみのミッキー」とは言わないのですか?

P41
 ぼくは日本で、自分の仕事を好きだという人に出会ったことがほとんどないが、人々は長時間働くことに対してある種の屈折した誇りをいだいているようだ。不満を口にするその裏側に、ぼくは人々が我慢比べのテストを受けているような感覚を持っているのを、あるいは「自分は必要とされている人間だ」という思いをいだいているのを感じてしまう。イギリスであれば、仕事を好きだという人ははるかに多いが、たいていの人は労働時間は短いほうがいいと思っている。

著者がオックスフォード大学で学んだ時、歴史の先生の言葉
P46
「もっと働こうと呼びかける人たちを頼るような経済モデルは、必ずどこかに誤りがある」

【ネット上の紹介】
日本論なら、この人におまかせ! 10年ぶり、あの快作がパワーアップして帰ってきた。初の著書『「ニッポン社会」入門』で、日本社会の本質を鮮やかに描き出したコリン・ジョイスが、再びその真相に鋭く迫る抱腹必至のエッセイ集。今回も、思いもよらないような発見と磨き上げられたユーモアが満載。東京オリンピックを4年後に控え、ますます増え続ける訪日外国人。異国の生活に戸惑う彼らの心情を知り、自らを省みるためにも最適の1冊。

[目次]

永遠に解けないニッポンの謎
テレホンカードの密やかな愉しみ
はったり利かせて、目指せ「日本通」
ナマハゲに捧げる、ささやかな忠告
外国人をからかうなら、今だ!
「半熟ニホンゴ」の話し方
やっぱり、日本語はおもしろい
ぼくのニッポン赤面体験
ゆるキャラ、侮るなかれ
川べりの優雅な少年たち
二つの国のサッカー、その理想と現実
「モンキー」は、ぼくのヒーロー
お願いだから、ぼくにその話を振らないで
「あまり知られていない」ニッポン
「日本人、変わってる?」
日本は今日も安倍だった
あのとき思ったこと、いま思っていること
知らなかったことだけで、一冊の本になる