「これは経費で落ちません!」(2)青木祐子
シリーズ第2作目。
前作が良かったので、引き続き読んでみた。
レベルを保っている、今回も楽しめた。
前回も書いたが、経理部の森若さんのキャラクターが良い。
会社の飲み会も、女子会も参加せず。
誰とも一定の距離を保っている。
しかし、経理をしていると、上下関係なく、各部署の人々とかかわらざると得ない。
提出される領収書から、人柄・人格が見えてくる。
こうして、オフィスの人間模様が描かれる。
【おまけ】
願わくば、太陽との関係は一線を越えないように。
それだと、普通のオフィス小説だ。
【ネット上の紹介】
経理部の森若沙名子、27歳。多くの領収書を処理する沙名子には、社内のいろいろな人間関係が見えてくる。周囲に与えた分以上のことは期待せず、されず、精神的にも経済的にもイーブンでいることを大切にする沙名子は、他人の面倒ごとには関わりたくないのだけど、時には巻き込まれることも。ブランド服、コーヒーメーカー、長期出張…それは本当に必要なものですか?
普段、ロープは切れない、と思ってトライしている。
でも、切れる時は切れる。
漫然と、習慣と惰性で登ってはいけない、という教訓だ。
(どう落ちるかという状況判断が必要…ローブは「氷壁」の時代から鋭角に弱いのだ)
【動画】ミッチェル・カミナチ、フォールの際にロープが切れてグ..
(climbing-net掲載の衝撃映像である)