【ぼちぼちクライミング&読書】

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「鬼平犯科帳」(3)池波正太郎

2017年08月31日 19時46分28秒 | 読書(歴史/時代)


「鬼平犯科帳」(3)池波正太郎

シリーズ3作目を読んだ。
次の6編が収録されている。

「麻布ねずみ坂」
「盗法秘伝」
「艶婦の毒」
「兇剣」
「駿州・宇津谷峠」
「むかしの男」

著者の言葉
P370
「町奉行書は檜舞台。盗賊改方は乞食芝居じゃ」
 などと、評判したりしたものだ。
 刑事にはたらくといっても、長官は[先手組]の、自分組下の与力や同心をつかって活動する。とても町奉行所のように人数も設備もそろっていないし、予算も少ない。

P371
 だから、いわゆる[謎とき]の捕物帖にならない。
 およばずながらも、当時の人びとの生態を、私は描いてきたつもりだし、これからも、当分はそのかたちをくずすつもりはない。

【ネット上の紹介】
池波正太郎の鬼平誕生50年を記念して、不朽のベスト&ロングセラー「鬼平犯科帳シリーズ」全24巻を、さらに読みやすくなった決定版で順次刊行。何度読んでも新鮮な「鬼平」に親しむ、最良のチャンス到来といえる。第三巻収録作品は、「麻布ねずみ坂」「盗法秘伝」「艶婦の毒」「兇剣」「駿州・宇津谷峠」「むかしの男」。巻末の「あとがきに代えて」は、池波正太郎自身による解説・長谷川平蔵。必読の佳品である。


「鬼平犯科帳」(2)池波正太郎

2017年08月31日 19時40分11秒 | 読書(歴史/時代)


「鬼平犯科帳」(2)池波正太郎

シリーズ2作目を読んだ。
次の7編が収録されている。

「蛇の眼」
「谷中・いろは茶屋」
「女掏摸お富」
「妖盗葵小僧」
「密偵」
「お雪の乳房」
「埋蔵金千両」


【ネット上の紹介】
うまいと評判の蕎麦屋“さなだや”で、貝柱のかき揚げをやりはじめた平蔵だが、店を出た先客がどうも「気に入らぬ」と…。独自の境地を拓き、瞠目のシリーズ第二巻は、平蔵ならずとも同心・木村忠吾から目が離せない。「蛇の眼」「谷中・いろは茶屋」「女掏摸お富」「妖盗葵小僧」「密偵」「お雪の乳房」「埋蔵金千両」の七篇を収録。