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「クライミング用具大全」山と溪谷社/編

2019年06月07日 19時29分40秒 | 読書(山関係)
「クライミング用具大全」山と溪谷社/編

P63
以前、国産メーカーが、ゲートのバネが非常に弱く、つまりクリップがやりやすいカラビナを発売した。さらに、中空構造で軽量なうえ、ゲートはかなり深い角度で「く」の字状に曲がっていたため、さらにクリップはやりやすく、多くの日本人クライマーが買い求めたことがある。(これはカジタのカラビナのことと思う。その前はボナッティのカラビナを使っていたので、軽いし、クリップし易いし、値段も安かったので、ヌンチャク10セット分以上買った。その後破断事故が相次ぎ、製造中止となった。聞くところによると、静荷重でも破断した、と。それを聞いて、すぐ使うのを止めた・・・まだ家にあるけど)

P64
墜落時にゲートが自動的に開いてしまうことをホイップラップ現象と呼んでいる。(「最新アルパインクライミング」によると、ウィップフラッシュ現象と書かれているが、どちらが正しい表記なんだ?)

P140
アメリカでは1950年代末にはチョークの使用が始まり、70年代には山岳雑誌でその使用について議論されるほど一般になっていたことがわかる。(日本でもチョーク禁止の岩場があった)

P148
チョークバッグだけが、前世紀の遺物のごとく同じ形のままである。(車のワイパーを思い出した。車は進化続けるのにワイパーはアナログのままだ)

P186
般的ではないが、かかと部分に爪をつけられるクランポンもある。(中略)しかし、あまりにその効果が大きく、クライミングの面白さがなくなってしまうという意見が欧米のクライマーの間で生じ、その考えから、このヒールスパーを使用しないことがひとつのスタイルとなってきた。(アイスでもヒールをしたくなるんでしょうね。でも、便利なのにあえて封印するって珍しいと思う。普通、便利すぎるからカムを止めましょう、とはならないから)

【ネット上の紹介】
専門的でわかりにくい、クライミングや沢登りギアの基本と最新の状況が理解できる。最新最強の攀用具本。
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