「学校では教えない「社会人のための現代史」 池上彰教授の東工大講義 国際篇」
以前読んだ「「この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」」の姉妹編。
東工大講義・国際篇である。
共産主義、社会主義では、なぜ独裁者が生まれるのか?
(旧ユーゴスラビアのチトー、ルーマニアのチャウセスク、アルバニアのホッジャ、旧ソ連のスターリン、中国の毛沢東)
(旧ユーゴスラビアのチトー、ルーマニアのチャウセスク、アルバニアのホッジャ、旧ソ連のスターリン、中国の毛沢東)
P40
そこには2つの要素があると思います。「代行主義」と「無謬神話」です。
共産党組織は、多数の代議員が集まって大会を開き、中央委員会の委員を選出します。しかし、中央委員は多数いるので、日常的な政治判断は、中央委委員会の中の政治局が担います。その政治局の中の少数が、密室で判断を下します。実力のあるトップがいれば、周辺の幹部は、トップの判断に従います。こうして独裁的な権力者が生まれやすくなります。
報道の自由はありませんから、判断内容は批判されることなく実行されます。
台湾総督府
P53
初代総督は樺山資紀海軍大将。作家・白州正子の祖父に当たる。
朝鮮戦争と警察予備隊
P78
米軍がいなくなって“真空”となった日本にソ連軍が侵攻することを恐れたのです。
P88
アラブ人とユダヤ人に、それぞれ独立国家を約束する一方、ひそかにフランスと山分けの約束をする。これが英国の三枚舌外交と言われるゆえんです。
核抑止力の理論=「相互確証破壊」
P115
Mutual Assured Destruction(略してMAD!)
P129
当時、米空軍のカーチス・ルメイ参謀総長は「ベトナムを石器時代に後戻りさせてやる」と発言しました。(東京大空襲を指揮したのもカーチス・ルメイだ!原爆も指示した。こんな人に限ってよき家庭人だったりする。精神鑑定をしてもらったらどうだろう?)
【参考】
「「この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」」
【ネット上の紹介】
世界で活躍するカギは、学校では教えない「冷戦」とその崩壊を知ることです。池上彰教授のわかりやすい現代史講義を実況中継!
はじめに―冷戦がわかると「この世界のかたち」が見える
東西冷戦―世界はなぜ2つに分かれたのか
ソ連崩壊―社会主義の理想が「怖い国」になるまで
台湾と中国―対立しても尖閣で一致するわけ
北朝鮮―なぜ核で「一発逆転」狙うのか
中東―日本にも飛び火?イスラエルやシリアの紛争
キューバ危機―世界が核戦争寸前になった瞬間
ベトナム戦争―アメリカ最大最悪のトラウマ
カンボジア―大虐殺「ポル・ポト」という謎
天安門事件―「反日」の原点を知っておこう
中国―「経済成長」の代償を支払う日
通貨―お金が「商品」になった
エネルギー―石油を「武器」にした人々
EU―「ひとつのヨーロッパ」という夢と挫折
9・11―世界はテロから何を学べる?
東西冷戦―世界はなぜ2つに分かれたのか
ソ連崩壊―社会主義の理想が「怖い国」になるまで
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