【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

山の装備

2019年07月29日 21時46分29秒 | クライミングギア&登山装備
先日、白馬に行って、装備の不備を感じた。
そこでいくつか買い足したり買い替えたりした。

●雨具のズボン(モンベル)、Storm Cruiser Full Zip Pants・ゴアテックス、現在使用しているものが、旧すぎて防水が効かなくなったので購入した。雨具のズボンを履くのに登山靴を脱ぐ方はいないだろう。靴を履いたままズボンを履くので、中が汚れたり、一本足でバランスととったりと一苦労。フルジップだと、これらのトラブルが解消される。また、雨具はたまにしか使用しないが、これが無いと遭難に繋がる。低山なら問題ないかもしれないが、3,000mクラスの雨は冷たく、急速に体温を低下させる。以前そのまま歩いていたら、身体が冷えてえらいめにあった。ずぼらをせず、雨が降ったらすぐに着用したい。15,400円
●山用ズボン(モンベル)、ストレッチODパンツ、サイズXS(胴囲68~72㎝)があったので購入した。ズボンで困るのは、小さいサイズが無いこと。Mサイズまでしか無いことがある。SやXSは、なぜ無い?!現在の夏用ズボンは、Mサイズを買って、ベルトで締めている。今回は、XSがあったので助かった。さすがモンベル。5,700円
●ボトルホルダー(モンベル)、以前から欲しかった。ザックのショルダーハーネスにペットボトルを装着するホルダー。今まで、腰に下げたり、ショルダーハーネスにカラビナでぶら下げたりしていた。2,100円
●帽子(バーグハウス)、ゴムを調節して頭にフィットさせるタイプ。カンカン照りの縦走路を帽子なしで歩くのは自殺行為だ。今はプラナの帽子を持っているが、もう一つあれば、気分転換になる。30%引きで2,520円
●靴下(モンベル)Supportec着圧機能付き高機能ソックス、右足用・左足用に分かれている。通気性、クッション姓が良く、足裏への衝撃を分散してくれる。靴はミッドカット、中にインソール、靴下はSupportec、今のところ、これがベストの組み合わせか?1,600円






「「育ち」をふりかえる」渡井さゆり

2019年07月29日 19時27分49秒 | 読書(風俗/社会/貧困)
「「育ち」をふりかえる」渡井さゆり

「生まれ」か「育ちか」と問われたらどうだろう?
著者は、養護施設で育った。
それでも大学に行って「福祉」を学び、
在学中に「児童養護の当事者参加推進勉強会日向ぼっこ」を立ち上げる。

P193
「子どもは親を選べない」と少し前の部分に書きましたが、親は選べなくても、自らの育ちは自分次第なのだと感じるようになりました。育ちを振り返ることによって、生き方がわからない中、もがいてきた自分に対し「がんばって生きてきたじゃん、私」と讃えてあげられるようになってきたのです。

【おまけ】
似た作品として、「その子の「普通」は普通じゃない」を思い出す。
本書の渡井さゆりさんの方が、一見文章力があるように思えるが、読んで面白いのは、富井真紀作品だ。
渡井さゆりさんは、過去を客観的に見つめ直して表現しており、
富井真紀さんは、過去をリアルに再現し、その時どう感じたかを表現している。
その違いが出ている。

【参考リンク】
「その子の「普通」は普通じゃない 貧困の連鎖を断ち切るために」富井真紀

【蛇足】
最初の問い「生まれ」か「育ちか」だけど・・・
養護施設で育つと、大学進学率は格段に落ちる。
ハードルは高くなる。
お金があって環境が整っていると、多少偏差値が低くても、大学にいける。
(塾に行けるし、家庭教師を雇って貰えたりするし、アルバイトをする必要もないし)
養護施設で育つと、頭がよくてよっぽど精神力がないと大学にいけない。
たかが大学、されど大学、だ。
選択肢がそれだけ広がる。

もちろん、環境劣悪の貧乏でも、天才は這い上がってくるけど。
「あんぽん 孫正義伝」佐野眞一

【ネット上の紹介】
児童養護施設で長く暮らした著者が自らの生い立ちをふりかえる。親に愛された記憶を持たず、孤独と疎外感、深い絶望のなか、自分は何のために生きているのかと問い続けた日々…。困難と向き合いながら生きる意味を探し、やがて「生きててもいいんだ」という思いに辿りつくまでの歩みを綴る。
1 子どもの頃(父と母、そして私
近親者の喪失
母子生活支援施設での暮らし ほか)
2 施設を巣立って(地球一周の船旅
フリーター
大学生活 ほか)
3 子どもの自分を育てる(瞼のおじいちゃん
もうひとりじゃないよ
子どもたちのおかげ ほか)