【ぼちぼちクライミング&読書】

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「尼首二十万石」宮本昌孝

2019年12月05日 20時32分52秒 | 読書(歴史/時代)
「尼首二十万石」宮本昌孝

以前、「影十手活殺帖」「おねだり女房 影十手活殺帖」の2冊を読んだ。
本書「尼首二十万石」は、順番として最初の作品に当たる。
おそらく、本作の評判が良かったから、後に2冊書かれたのだと思う。

P17
街道を、こちらに駆け向かってくる女に眼をとめた。
髷はざんばら、小袖の胸元も裾も乱れるのもかまわず、汗まみれの必死の形相で、脛を送りだしている。履物をどこかで失くしたのだろう、土埃を舞い上げる素足が痛々しい。
〈心魂に徹し鎌倉まで裸足〉
東慶寺への駆込女の一風景をとらえた川柳だが、まさしくそのままではないか。

【ネット上の紹介】
尼寺の鎌倉・東慶寺御用宿につとめる和三郎は、駈込女を助けたことから幕府の陰謀と甲府十五万石の柳沢家の秘事にまきこまれる―表題作をはじめ、織田信長の子で武田家の人質となる源三郎勝長の生涯に迫る「最後の赤備え」など時代の渦に翻弄された者たちの数奇な運命を描く傑作六編を収めた時代小説集。

遺言と覚書

2019年12月05日 20時01分53秒 | 身辺雑記
市役所で1か月に1回「相談日」があり、専門家の方が相談にのってくれる。
遺言について一般的な知識を得たくて行ってきた。
遺言の書式に必要なもの。
①日付
②名前
③ハンコ
④自書、自署
来年2020年から法務局に預けることが出来るようになるそうだ。
ただ、遺言書を作っても実行されるのか、って問題が残る。
すると、行政書士、司法書士、弁護士などのプロに依頼するしかない。
あるいは、大手銀行では「遺言信託」のような名称で終活サポートをしているようだ。
一度、銀行に行って聞いてこようと思う。

なぜこんな事を考えるかと言うと、私が親より早く死んだ場合、を想定している。
すると、私の財産(というほど大した金額ではないが)は、100%親に渡る。
その後、余ったら国に没収される・・・これでいいのか、って事だ。

私が長生きすればいい話だが、山とクライミングをやってるから、万一ということがある。安全第一を心がけたい。

【覚書】
本日は、市役所→図書館→病院(退院手続き+支払い)→老人ホーム、と車で移動して忙しかった。