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ビッグ・リトル・ライズ

2021年08月18日 11時50分46秒 | TV/ドラマ

米ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」シーズン1をU-NEXTで観た。
原題:Big Little Lies =「ささやかで大きな嘘」
全7話。1話51分-59分

観るきっかけは、『ニコール・キッドマン、リース・ウィザースプーンがW主演&製作総指揮』、ってこと。これはすごいな、と。
リアーン・モリアーティの小説を2人が気に入ってドラマ化したようだ。

【あらすじ】U-NEXTの紹介文章
カリフォルニア州の海辺にある高級住宅街・モントレー。ある日、子供たちが通うエレメンタリースクールで、イベント中に謎の死亡事件が発生。そして、子供たちのささいなトラブルをきっかけに、偽りに彩られたママたちの嘘が炙り出されていく。

【受賞】
企画・製作総指揮・脚本はデヴィッド・E・ケリー。(アリー my Loveで有名)
第69回エミー賞で8つの賞を受賞した。
第75回ゴールデングローブ賞で4つの賞を受賞した。
第24回全米映画俳優組合賞で2つの賞を受賞した。
ニコール・キッドマンとアレクサンダー・スカルスガルドはエミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞の3賞すべてで女優賞と男優賞を受賞した。

【感想】
構成が良かった。
全7話の初回で殺人事件が起きるが、誰が殺して、誰が殺されたのか明らかにされない。
最終回で、すべてが繋がり解明される。その間は、物語は過去にもどり、町の人たち、特にママ友交友関係が描かれる。入学式オリエンテーションで、新入生・アマベラの首に絞められた跡が見つかる。子ども同士のいじめと思われる。誰が首を絞めたのか、と言う質問に、アマベラは新しく越してきたジェーンの息子・ジギーを指さす。しかし、ジギーはやってない、と言う。母・ジェーンもそれを信じる。そこからママ友同士の確執、不信感がつのり、夫も巻き込んで争いが激化する。

内容として、上流社会、親の過干渉、教育問題、社会格差、ママ友同士のマウンティング、DVなど、先日観た韓国ドラマ・SKYキャッスルと共通する。
観ていて、韓国ドラマも米ドラマも変わらないな、と感じた。

違ってる点は表現、リアリティと過激さ。
①リアリズムの追求・・・車の事故シーンのリアリティはびっくり。
②性描写・・・さすが米ドラマ。韓国ドラマには、この露骨さはない。
③暴力シーンの過激さ・・・韓国ドラマだと、殴っても当たってないな、と分かる。

#1 入学説明会・・・原作は幼稚園となっているが、ドラマは小学校。

#2 過干渉の親はいわば”ヘリコプター”(セリフでは、きちんとHelicopter parentといっているのに、字幕では”ヘリコプター”と省略されている)

#3 ママは自分があきらめたキャリアを私に押しつけてるみたい

#6 人に不幸だと思われたら自尊心を保てないから

#6 演技は結婚の秘訣

#6 女ってのは許すことのできない生きものだ

【感想】2
ニコール・キッドマンは1967年生まれだから、当時50歳くらいのはず。若いときから美しかったけど、その容色は衰えていない。共演のリース・ウィザースプーンが1976年生まれだけど、同い年か、それより若く見える。ヌードシーンも贅肉なしでスレンダー。びっくりだ。

ところで、賞もとって、皆さん絶賛だけど、ところどころ退屈になったりする。7話まで観てはじめて面白さが生じる。途中であきらめないで。(見せ方、展開は、韓国ドラマの方が面白く感じる。米ドラマは、リアリズムにこだわりすぎか?)

【原作】

最初は子供同士のトラブルだった。海辺の公立幼稚園、園のパーティで聞こえるのは罵声と保護者の乱闘の音。そして一人が死亡した。事故か?殺人か?事の起こりは六カ月前、シングルマザーのジェーンの息子にいじめの嫌疑がかかった。本人は否定するが、保護者同士は険悪に。ジェーンは二人の友人と事態に立ち向かう。31カ国で翻訳、英米で150万部突破の傑作ミステリ登場。