【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「エール!」①②③

2019年06月08日 19時59分11秒 | 読書(小説/日本)
「エール!」①②③

お仕事小説のアンソロジー。
好きな作家の作品だけ選んで読んだ。
その中で、次の4作品が特によかった。

「終わった恋とジェット・ラグ」近藤史恵・・・ツアー・コンダクター
「心の隙間を灯で埋めて」垣谷美雨・・・遺品整理会社社員
『ラブ・ミー・テンダー』森谷明子・・・ベビーシッター
「クール」山本幸久・・・農業

「終わった恋とジェット・ラグ」は、元カレの新婚旅行のツアー・コンダクターになった話。
①巻目p289
ヨーロッパのホテルにはバスタブのない部屋が多い。安いホテルだけではなく、かなりいいホテルでも一部の部屋にしかバズタブがないことは決して珍しくない。(東南アジアのホテルでも同様。それでもバスタブにこだわる日本人。いやなら旅をするなと言いたいが、仕事だと無下にできない。でも、それぐらい自分で交渉しろよ。そして、ないならあきらめてよ。どうしようもないんだから)

【ネット上の紹介】
①旬の作家六人による、お仕事小説アンソロジーシリーズ第1弾。漫画家、通信講座講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツ・ライター、ツアー・コンダクター―六人の「働く」女性たちが、ときに悩み、へこみながら、自分らしい生き方を見つけていくさまを、気になる職業の裏側や豆知識も盛り込みながらいきいきと描ん。オール書き下ろし、文庫オリジナル企画。
②バイト君の教育、クライアントの不正、育児と仕事の両立…働く女性を取り巻くさまざまな問題のゆくえは!?スイミングインストラクター、社会保険労務士、宅配ピザ店店長、遺品整理会社社員、ラジオパーソナリティ、メーカーのOL。六人の女性を主人公に、ミステリー、ファンタジー、ちょっぴりサスペンスと、多彩な六話を収録するアンソロジー。オール書き下ろし。
③小学生の娘と暮らしながら、新幹線清掃の仕事をするシングルマザーが出合う奇跡とは!?(伊坂幸太郎「彗星さんたち」)ほか全六編。運送会社の美術輸送班、東京消防庁災害救急情報センター、ベビーシッター、農業、イベント企画会社など、多彩な職場で働くヒロインたちの奮闘を描くお仕事小説アンソロジー第三弾。それぞれの仕事の裏側や豆知識も満載。オール書き下ろし!

「クライミング用具大全」山と溪谷社/編

2019年06月07日 19時29分40秒 | 読書(山関係)
「クライミング用具大全」山と溪谷社/編

P63
以前、国産メーカーが、ゲートのバネが非常に弱く、つまりクリップがやりやすいカラビナを発売した。さらに、中空構造で軽量なうえ、ゲートはかなり深い角度で「く」の字状に曲がっていたため、さらにクリップはやりやすく、多くの日本人クライマーが買い求めたことがある。(これはカジタのカラビナのことと思う。その前はボナッティのカラビナを使っていたので、軽いし、クリップし易いし、値段も安かったので、ヌンチャク10セット分以上買った。その後破断事故が相次ぎ、製造中止となった。聞くところによると、静荷重でも破断した、と。それを聞いて、すぐ使うのを止めた・・・まだ家にあるけど)

P64
墜落時にゲートが自動的に開いてしまうことをホイップラップ現象と呼んでいる。(「最新アルパインクライミング」によると、ウィップフラッシュ現象と書かれているが、どちらが正しい表記なんだ?)

P140
アメリカでは1950年代末にはチョークの使用が始まり、70年代には山岳雑誌でその使用について議論されるほど一般になっていたことがわかる。(日本でもチョーク禁止の岩場があった)

P148
チョークバッグだけが、前世紀の遺物のごとく同じ形のままである。(車のワイパーを思い出した。車は進化続けるのにワイパーはアナログのままだ)

P186
般的ではないが、かかと部分に爪をつけられるクランポンもある。(中略)しかし、あまりにその効果が大きく、クライミングの面白さがなくなってしまうという意見が欧米のクライマーの間で生じ、その考えから、このヒールスパーを使用しないことがひとつのスタイルとなってきた。(アイスでもヒールをしたくなるんでしょうね。でも、便利なのにあえて封印するって珍しいと思う。普通、便利すぎるからカムを止めましょう、とはならないから)

【ネット上の紹介】
専門的でわかりにくい、クライミングや沢登りギアの基本と最新の状況が理解できる。最新最強の攀用具本。
クライミング編(クライミングシューズ
ハーネス
ロープ ほか)
アイスクライミング編(アックス
クランポン
アイスプロテクション ほか)
沢登り編(沢登り用シューズ
その他の沢登りギア)

比叡山

2019年06月05日 17時12分02秒 | 登山&アウトドア(関西)
久しぶりに比叡山に登ってきた。
延暦寺に到着・・・阿弥陀堂
有名な玉体杉・・・京都市内が一望できる
水井山794m


【データ】1
JR比叡山坂本-根本中堂-大比叡848m-玉体杉-横高山767m-水井山794m-仰木峠573m-戸寺バス停

【データ】2
活動時間:5時間07分
スタート7:18「JR比叡山坂本」
大比叡9:12
横高山10:48
水井山11:07
仰木峠11:41
ゴール12:25「戸寺バス停」
活動距離:14.7
消費カロリー:2272kcal
高低差:741m
累積標高上り/下り:1073m/973m

「怖い橋の物語」中野京子

2019年06月03日 20時06分11秒 | 読書(エッセイ&コラム)
「怖い橋の物語」中野京子

2014年に「中野京子が語る橋をめぐる物語」として出版された作品の文庫版。
それだけだったら買わないんだけど、そのときは30話しか載っていなかった。
今回は55話、ということで買いなおした。

P72
そもそも現代でさえ、先進国で猿が身近に生息しているのは日本だけ、と言われる。この利口な動物がいかに我々になじみ深いかは、多くの昔話が証している。だが他の、とりわけヨーロッパ先進国にとって、猿は未開のアフリカと結びつき、一般には悪徳や狡さといった否定的なイメージで捉えられている(だからこそダーウィンの進化論は、彼の地で激しい抵抗にあい、日本では容易に受け入れられたのだ)。(そう言えば、嵯峨野・岩田山山頂モンキーパークに登ったら外人だらけだ・・・猿が珍しかったのか?)

P167
(前略)橋のたもとの道祖神は橋それ自体を守る神ではない。そうではなくて、その橋を渡り来たる邪悪なるものを監視し、食い止め、はね返すための結界として置かれている。

【参考リンク】

【ネット上の紹介】
橋は二つの異なる世界―日常と非日常、此岸と彼岸を結ぶものであり、出会いと別れの場、ドラマの生まれる舞台でもある。奇妙な橋、歴史的に大きな意味を持った橋、空想の橋、折れた橋、血なまぐさい橋、絵画に描かれた橋…そんな橋たちをめぐる、とっておきの物語を五十五話収録。
奇(悪魔の橋
犬の飛び込み橋 ほか)
驚(人間、渡るべからず
水面下の橋 ほか)
史(アントワネットは渡れない
ロンドン橋、落ちた ほか)
情(愛妾の城と橋
ゴッホの橋 ほか)

5月立山縦走&雷鳥

2019年06月02日 20時23分53秒 | 北アルプス(立山・剱)

先日行った立山の写真をスライドショーにした。

5月立山縦走&雷鳥


RDG再読

2019年06月02日 16時59分35秒 | 読書(小説/日本)
RDG①~⑦を再読した。
また、「花のお江戸で粗茶一服」も再読した。
このあたり、1年に1回は読み返したくなる。

イトキリムシ

2019年06月01日 19時58分58秒 | 身辺雑記
イトキリムシが道路を歩いているのを見つけた。
のろのろ歩いているので弱っているのか?
葉っぱに乗せてやろう。