ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋
2011年/イギリス
第三の女
総合 70点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
歌手のマドンナが監督した‘正式’の長編第1作となる本作は、1998年のニューヨークに生きる、ウォーリー・ウィンスロップ(Wally Winthrop)と夫で精神分析医のウィリアム(William)、ウォリス・シンプソン(Wallis Simpson)と英国王エドワード8世(King Edward 8)の二組の夫婦の有様を交互に映し出していくのであるが、英国王エドワード8世とその妻の遺品オークション展覧会を訪れたウォーリーはそこで警備員を務めていたエフゲニ(Evgeni)と出会い、タイトルの「W./E.(私たち)」が完成する。
本作はショッキングなシーンで始まる。ウォリスは上海で、最初の夫であるアメリカ海軍の航空士官ウィンフィールド・スペンサー・ジュニア中尉に腹部を蹴られたために流産してしまい、以後不妊になってしまう。不妊という問題はウォーリーも抱えており、彼女の積極的な不妊治療とは裏腹に、夫のウィリアムは子作りを目的としたセックスに精神的重圧を感じている。
アーネスト・シンプソンと二度目の結婚をしたウォリスは夫の仕事先のロンドンへ引っ越すことになり、エドワード王太子と出会う。
その後のウォリスとエドワードの恋物語は史実通りのようであるが、ウォリスを模倣するかのようにウォーリーもウィリアムと別れ、どうやらロシア王朝の末裔らしいエフゲニと交際を始める。
原題の「W」と「E」に拘るならば、エドワード8世を退位させてまで‘王冠を賭けた恋’を成就させたウォリスであるが、ウィンザー(Windsor)公爵夫妻となった夫婦は、奇しくもウォーリーとウィリアム夫妻の苗字ウィンスロップ(Winthrop)と同様に「W」から始まることになり、兆候としては決して良いものとはいえない。実際に、ラストでウォーリーと対面することになるウォリスは子供に恵まれなかったことを嘆くが、それは妊娠しているらしいウォーリーには幸せの予感をもたらすのである。
しかしそれでは本作からは子供の有無だけで女性の幸せが決まってしまうという、何とも救いようのないメッセージしか受け取れないことになってしまう。ウォーリーは百貨店ハロッズのオーナーであるモハメド・アルファイドが購入し、門外不出とされているウォリスとエドワードの間で交わされた手紙を読ませて欲しいと懇願する。エドワードの側からしか語られることがない‘王冠を賭けた恋’物語をウォリスの視点から見てみたいというウォリスの熱意に押し切られたアルファイドは館内で読むことを許可する。アルファイドといえば、彼の息子であるドディと交際していた、元イギリス王太子妃のダイアナを思い出さざるを得ない。マドンナがもう一つの‘王冠を賭けた恋’に生きたダイアナに対して、早世したもののあなたには2人の立派な息子たちがいるというエールを本作に込めて送っているという私の穿った見方は、ダイアナが1997年8月31日に亡くなっており、本作の1998年という時代設定が意味深長なためである。
さんま17年ぶり「いいとも」で“最低男”(日刊スポーツ) - goo ニュース
明石家さんま本人によると、日本初の生の“雑談コーナー”であるらしい「笑っていいとも」
の「タモリ・さんまの日本一の最低男」は余り面白くはなかった。要するにさんまよりもタモリの
方が年上なのだが、芸能界のデビューはさんまの方が早かったのだから、「さんまさん」と
タモリは敬意をもつべきだというネタなど既に聞いたことがあるものが多く、新鮮味が感じ
られなかった。それよりも不思議な事は何故このような中途半端な時期にわざわざさんまを
登場させたのかという事で、ネタ切れの苦肉の策でないのならば、「明石家サンタ」の番宣
でもなかったから「笑っていいとも」がついに終わりを迎えつつあるということなのかも