ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルム ゼット
2012年/日本
海楼石の威力について
総合 70点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
鈴木おさむを脚本に迎えて「正義とは何か」という壮大なテーマに挑んだ経緯は入場時に無料で配られていた「海賊の宝袋」に封入されていた「巻千」に掲載されていたノートに書かれていることからも、その試行錯誤による生みの苦しみは伝わってくるのであるが、どうしても納得出来なかったことを一つだけ指摘しておきたい。
クライマックスはモンキー・D・ルフィとゼフィーことZ(ゼット)の一対一の対決シーンである。最初はZの圧倒的な腕力の前にルフィは終始押されっぱなしなのであるが、ルフィが放った拳がZのバトルスマッシャーを破壊し、形勢逆転するきっかけとなる。しかしZのバトルスマッシャーをルフィが破壊することは不可能ではないのだろうか。Zが瀕死の重傷で海にさまよっていた際に、ゾロやサンジと一緒にルフィはZを救うために船に引き上げようとしたが、実はZの腕に取り付けられているバトルスマッシャーは海楼石で出来ておりルフィの力が抜けてしまったためである。その上、どうやらこの矛盾は製作者サイドも気がついているようで、だからZを救出するシーンにおいてルフィの手がZのバトルスマッシャーに触れている部分を意図的に描いていないのであろう。
もちろん瞬間的に触れるだけなら大丈夫だとか、ルフィは覇気で克服したとしてもかまわないのであるが、設定を甘くしてしまうことでストーリー自体に力が無くなってしまうということはよくあることで、それならばもう一つ山場を作って設定の整合性を保つことで傑作にすればいいのに、その可能性を自ら放棄してしまっているように見えることが惜しいと思うのである。しかし例えば、ルフィの拳を巨大化させることでバトルスマッシャーとの接触面を最小にするというネタは、既に『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(境宗久監督 2009年)の冒頭で使われており、敵の弱点を利用しながら倒すというネタも『STRONG WORLD』の金獅子のシキを倒す際に、シキの苦手とするサイクロンを利用しており、シリーズ物の難しさは同情に値する。
しずちゃん「拍子抜け」遅刻したのに不戦勝V(スポーツ報知) - goo ニュース
何度読んでも意味がよく掴めない。もちろん記事の書き方が悪いわけではなく、しずちゃん
が大会運営側の連絡不備により検診、計量の点呼に遅刻してしまい、それは当然大会側の
責任であってしずちゃんに過失はないのだから、出場をさせないわけにはいかないと誰もが
思うはずだが、何故か対戦相手の石井智紋はしずちゃんが現れたことにショックを受けて
開始20分前に突然シューズを脱ぎ、バンデージを外して、泣き出したというのである。
石井だってこの日に合わせて練習を積んで臨んでいたはずで、試合が出来ることは寧ろ
喜ぶべきだと思う。不戦勝で勝っても意味はないと思うが、何故ショックを受けたのだろう