武士の一分
2006年/日本
武士以外の一分
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
本作における疑問は「毒見役をしていて毒にあたって失明した武士の禄を取り上げる家中などというものがあるだろうか」という点なのであるが、問題なのは赤つぶ貝の毒にあたった三村新之丞が自身の体調の悪さを武士の体面(=一分)を保とうとするあまり倒れるまで隠そうとしたことにより、危うく藩主が赤つぶ貝を口にしそうになったことであろう。
新之丞の言動の不可解さはそれのみならず、例えば、失明してしまった三村との生活を考え、海坂藩番頭である島田藤弥を頼ろうとするものの、その代償に3度の関係を持ってしまった妻の加世に激昂し、孤児で身寄りの無い加世を家から追い出してしまうのであるが、後に家禄の保持は実は藩主の温情によるもので、島田は全く関わっていなかったことを知り、加世を騙したということで新之丞は島田と果し合いをする。しかし島田に騙されていようがいまいが身寄りの無い加世を家から追い出してしまう新之丞には妻に対する愛情以上に‘武士の一分’が大切なのであろう。
要するに本作で描かれていることは、家から追い出された加世の世話を密かにしていた中間(ちゅうげん)の徳平の‘武士以外の一分’の重要性なのであり、新之丞はあくまでも‘狂言回し’にすぎないのである。
東通原発「活断層」の評価変わらず 規制委会合(朝日新聞) - goo ニュース
青森県の東北電力東通原発の敷地内にある断層をめぐり、原子力規制委員会の専門家ら
による評価会合で、活断層の可能性が高いとの見方で一致したことに対して、東北電は、
地表近くでは地層がずれて活断層のように見えるが、地下深部では岩石のように固まって
いると主張し、評価会合に指摘された横にずれた特徴も認められないなどとして活断層説を
否定した上で、従来通り、地下の粘土が地下水を吸って急膨張し、ずれを生んだ「膨潤」と
いう現象で説明できるとしているのであるが、地層に関しては専門家ではない東北電力が
専門家の意見を差し置いて、自説を何の恥ずかしげもなく主張しているのか分からない。
「『膨潤』という現象で説明できる」ということは、あくまでも可能性であり、それが活断層では
ないということとは結びつかないのではないのか