映画 妖怪人間ベム
2012年/日本
誘拐した意味
総合
60点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
交通事故の後遺症で足の不自由な上野みちるがベロの助けを得ながら練習した結果、運動会の徒競走で最後まで完走出来た喜びもつかの間で、父親の上野達彦が勤める大手製薬会社のMPL製薬の社長である加賀美正輝が、妖怪化した上野小百合をおびき出すために誘拐し、新薬による薬害の秘密を漏らそうとする家族全員を殺そうとするのであるが、娘を誘拐までしておきながら加賀美が車に細工をしたことで小百合を事故死させたように達彦を殺すことなく現場を立ち去ろうとするのは不自然で、最後にベム、ベラ、ベロがかつて自分を助けてくれた妖怪であることを達彦に思い出させる必要があったからだとは思うが、演出は失敗していると思う。原作が良いだけに詰が甘くなっていることが残念である。
劇場版「エヴァ」なぜ人気? 秘密主義と“未完成さ”がファン刺激(産経新聞) - goo ニュース
たまたま1995年から翌年にかけて放送されていたテレビ版の『新世紀エヴァンゲリオン』
を観る機会があり、今回の劇場版を観た後に観ると色彩がくすんでいるように見え、作画
技法の進歩が伺えるのであるが、ところでストーリーは進歩しているのだろうか 2012年
12月1日発行の「ニコニコ動画」のメールマガジンにおいて押井守監督が、「エヴァ」は
キャラクターも物語(ストーリー)もダメだと斬りつけ、「ステロタイプのオンパレードで、いつか
どこかで見たもののコピーの連発。キャラクターが口にする台詞のあれもこれも、決め処は
全て私生活におけるあれこれの垂れ流し」であり、庵野秀明監督には表現すべきテーマや、
固有のモチーフが無いから映画として成立していなので自分は観るのをやめた、と批判して
いる。私もその通りだと思うが、まさか同じような“誤ち”を繰り返すはずはないだろうから、
最終章で庵野監督がテーマやモチーフを披瀝することを期待している。再び世界観を披露
しないのであるならば、「エヴァ」は“未完成”という名のビジネスに落ちぶれてしまうだろう。