ドリームハウス
2011年/アメリカ
微妙な配役について
総合 60点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
本作のタイトルが「夢にまで見たマイホーム」から「幻想の家」へと変化する過程はそれなりに楽しめるものの、最後には『ドリームハウス』という小説まで執筆出来る有能な主人公のウィル・エイテンテンが、何故自身が手を下したわけでもないのに狂気に陥ったのかが不明で、詳細に調べるならば警察は主犯を特定できたはずで、ずさんな犯行の割には及ぼした影響が大きすぎる。
本国アメリカで本作の評価が異常に低い理由は、主人公を演じているダニエル・クレイグが他の作品ではジェームズ・ボンドと名乗って縦横無尽に活躍しているためだと思う。もしも主人公をニコラス・ケイジが演じていたならば立派なB級作品として認められていただろう。
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フジテレビで放送された「積木くずし 最終章」の視聴率は10%にも届かなかったようで
ある。原作を読んだことがなく、読もうという意欲もわかないために私が指摘する疑問は
もしかしたら原作には詳細に書かれているのかもしれないということを予め断っておきたい。
穂積隆信の娘が腎臓を患っているために、父親が自身の腎臓の生体腎移植を主治医に
申し込んだものの、DNA検査で適合しないということが、2005年に館ひろし、安達祐実
主演で放送された「積木くずし真相 あの家族、その後の悲劇」で描かれていたのである
が、「積木くずし 最終章」では穂積隆信が65歳を超えており、生体腎移植が出来る年齢
制限にひっかかったために移植できず、結局母親から腎臓移植されている。それはラスト
シーンにおいて母親が娘に宛てた手紙に、あなたの本当のお父さんは浮気相手ではなく、
穂積であるということを言わせるためだとは思うが、演出とはいえ結局、最終章においても
真相は分からないことに、“また騙された感”が拭えない。中村雅俊が演じた主人公が
「『積木くずし』とは何だったのだろうか」と疑問を呈していたが、結局「積木くずし」とは
プライベートでさえ切り売りする事を厭わない“ビジネス”の走りだったとしか言いようがない