
(最後の原色残機・DD51852@永和駅)
まったり真夜中の新東名を流し、夜が白みかけた名港大橋。天気予報では晴れベースで推移するはずだったのだが、夜明けの空は重い曇り空。走行写真を撮れるほどの露出が期待出来ないので、ちょっと下がり気味なテンションのまま5263レを捕まえに。5263レは、5時前に稲沢を出た後、名古屋の隣の笹島信号場での長時間停車に始まって蟹江・永和とちょこちょこ運転停車する比較的寝たスジの列車。先回りして永和で待ってたら、いきなり原色の852号機を先頭にした852+889のコンビ!下がったはずのテンションは爆上げになったのでありました(笑)。

永和の駅は単線区間の中にあって、運転停車の際に貨物列車は上下線からY字で分かれた中線に入るスタイル。関西本線の名古屋口は昔に比べれば近代化されたとはいえ、こんな中線スルーの国鉄型配線の駅が残っているのがポイント高いです。ATSの地上設備とか貨物用の停目とかゴチャッとしててそんなにスッキリ撮れる訳ではないけれど、少し首を振った感じでポーズを付けてくれるこの角度は嫌いじゃない。ましてや原色機ですから。
DDのアイドリング音が高くなり、前照灯に明かりが灯る。戦闘態勢は重連のストロングスタイル。出発信号機が青に変わり、ド迫力のエンジンの轟音と唸り声とともにゆっくりと発進して行く5263レ。重連の咆哮が、朝早い駅の静寂を劈きます。うひょー!カッコいい!
