青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

趣味人、それぞれの朝

2016年03月14日 19時00分00秒 | JR(貨物)

(暗い朝@蟹江~永和間)

朝に関西本線を下るDDの石油貨物。5263レを永和駅で堪能した後、後続の列車(5271レ)は蟹江と永和の間にある日光川の築堤で待ちます。関西本線の名古屋から桑名にかけては木曽・長良・揖斐の木曽三川を始めとして、大小様々な河川や水路が入り乱れる濃尾平野を横断して行く形になります。海抜はゼロメートルに限りなく近い水郷地帯、ちょうどこの築堤の横では水路を利用したヘラブナ釣りの釣り堀なんかがあって、朝もはよからダウンジャケットを着込んだ釣り好きのオジサマたちが糸を垂れている。


釣り人も撮り鉄も朝が早い。そもそも、趣味と言うものは熱中してくると寝る間を惜しんでやるようになるから、何をやろうともたいてい朝が早くなるものだと思っている。一人で待っていた日光川の築堤下に、いつの間にやら数人の同業者が。鉛色の空の下で迎える、趣味人たちのそれぞれの朝である。あちらはヘラブナ、こちらはDD、狙うものこそ違うけど、獲物を静かに待つ事については変わりなし…

5271レは、原色の852に続いてこれも原色853号機。DDなら何でもいいとは言ったけど、やはり原色機先頭はテンション上がるわあ。結構いいスピードで築堤を驀進して来る原色DD、ファインダーの中でヘッドライトが躍る。次位は見えないけど後で確認したら貨物更新色の857号機らしい。これで朝から原色+更新が連続で来た事になりますが、あと1台1805号機は動いているのかなあ?なんて考えながら、四日市方面へ転戦を開始するのでありました。
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