(小仏シュプール@E351系スーパーあずさ14号)
先日、雪の裏高尾詣での際に撮影したE351のスーパーあずさ。割とE353にカメラを向ける勢が多い印象で、雪の裏高尾に集まったコアなおっさん連中には、この3月で引退だと聞いても「正直撮り飽きてるからね~!」というような感想が多数を占めるのであった。あと、白と薄いパープルという悪く言えばはっきりしない色味があまり好みではないという意見もありまして、改めて葬式鉄をしているような人もさほどない感じだったのが多分に忍びないのであります。
線形が悪くてスピードの出しにくい中央東線で、速達性を高めるために導入された制御付きの振り子式車両。この車両を撮影するなら、やはりストレートよりはバンクが付くカーブで撮ってあげたいもの。個人的には7~8年前の冬にバリ晴れの長坂のカーブでピカピカの八ヶ岳と撮影したなんかの図鑑の表紙絵のようなスーパーあずさを撮った事が思い出に残っている。
平成5年デビューだなんてついこないだの事でしょ!なんて思っていた車両でも、平成も30年経てば容赦なく過去帳に入って行く。さよならだけが人生だ…ではないけれど、そうそうこれこれ。フォルダの奥の方に眠っていた東線のクイーンの優美な姿は、お別れの季節が過ぎても、決して色褪せることはありません。