(黄金の穂波の中を@中加積~新宮川間)
新湊のコンビニで朝食を買い込み、パンをかじりながらクルマを走らせること30分、再び地鉄沿線に戻って来ました。初日は主に立山線方面の撮影をしながら上市周辺まで撮り歩いてみましたが、二日目は上市から先の宇奈月温泉までを撮り込んでみようと思います。まずは朝の光線がよさそうな西滑川~上市の付近でどこか良さげな場所はないかしらとロケハンしてみると、北陸道と地鉄が交差する辺りに一面の田園地帯が広がっていました。朝のきれいな光に輝く稲穂の波の中を、14760系がかなりのスピードでかっ飛んで来ました。
気付けば周囲にカメラを持った同業者の方もチラホラ。ま、三連休ですしね。前日が嘘のようにピッカピカに晴れ上がっちゃったから、そらカメラを持って出かけたくもなります。次は特急アルペンなので、出来れば一枚くらいはヘッドマークを強調したカットを撮りたいな~なんて構えていたら、アルペンが珍しくも14720系でかっ飛んで来た。新調したてのヘッドマークが凛々しいね。同業者の方はこれがお目当てだったと見えてすーぐ追っ掛けてっちゃったけど、こっから先は上市・寺田と2回もスイッチバックがあるから、たぶん立山線内の岩峅寺手前辺りで追い付けるんじゃないかと思う。
アキアカネ舞う加積郷の田園地帯。カボチャ14760が宇奈月温泉へ。遠くに集落の菩提寺とお墓が見える。そう言えば今日はお彼岸であった。どうりでコンビニのレジ周りに仏花が置かれてる訳だ。彼岸になるとレジ周りに仏花とか和菓子が置かれるのって田舎のコンビニあるあるだと思う。
刈り終わった田んぼのひこばえの緑が、空の青さとマッチしていますね。立山に続く山並みを遠くに見て、京阪カボチャが乾いた音を立てながらけたたましく通り過ぎて行きます。長い直線を文字通り爆走と言った感じのフルノッチで駆け抜けて行く地鉄の電車たち。踏切の鐘の音以外は風の音しか聞こえない田園地帯、遠くに過ぎ去るジョイント音だけはやけに長く聞こえました。