青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

浦山邂逅

2018年10月19日 17時00分00秒 | 富山地方鉄道

(棚田を横目に@栃屋~若栗間)

ゆるゆると黒部川の扇状地に広がる棚田を降りて来た16010系。実りの秋の風景。そう言えば最近新しい富山のお米がデビューしたなんて話をよく聞きますね。コシヒカリをベースに改良に改良を重ねた品種で、「富富富」と書いて「ふふふ」と読むのだとか…「米どころ」としてのネームバリューは隣県の新潟に叶わなくとも、耕地における水田の面積のパーセンテージは富山が日本一なんだってね。確かにあまり「富山の野菜」というのは聞いたことない。富山と言えば海産物とコメと銀嶺立山(日本酒)だよね。


前の日から含めておよそ一昼夜もの間、地鉄を中心に写真を撮り続けていると、さすがにちょっとくたびれ感も出て来ます。まあ宇奈月温泉まで撮り進めればとりあえずは一区切りだしな。宇奈月温泉で昼メシと温泉にでもしようかな。そんな事を考えながら、浦山のちょいと先で三脚を構える。別にどって事のない風景だったんだけど、架線柱のない側が順光で撮りやすいストレート。かぼちゃ京阪がこちらもまったりと宇奈月へ向けて坂を登って行きます。

さて、次の電車をどこで撮ろうかってんで三脚をしまおうとした時、少し先の踏切が鳴り出した。一応地鉄電車の時刻表を見ながら移動しているので、こんな時間に通過する電車なんかないはずなんだけどな。なんて宇奈月方に向けて目を凝らしていたら、後ろの方からいつもの電車とは違う音が…


!?!?


突然私の目の前に現れた、地鉄唯一の電気機関車であるデキ12021号機。2両のホキを連れて、悠然と目の前を過ぎ去って行った。稲荷町の車庫の端っこで日向ぼっこしている姿しか見た事なかったあの凸型デキが何でまたここに…?工臨、なのか?

どうする?

 ⇒追う
  追わない

追うしかないよね。
コメント
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