![]() | 東大寺 (別冊太陽 日本のこころ) |
西山 厚(監修) | |
平凡社 |
大晦日の深夜から年始(2012年)にかけて東大寺でこんな催しがあると、同寺の森本公穣(もりもと・こうじょう)さんがFacebookに書かれていたので、以下に紹介する。
【除夜の鐘】 東大寺では除夜の鐘を一般の方先着約800名に撞いていただいています。大仏殿の東側にある奈良時代の梵鐘です。ご希望の方は下記をご確認いただき、ご参加下さい。
※東大寺・除夜の鐘
【大仏殿】 大仏殿では元日の0時から8時まで中門を特別に開放し、初詣を無料でしていただけます(8時から16時30分までは通常の拝観と同様です)。
【二月堂】 二月堂では正月三が日、堂内に万灯明を灯し、元日0時からは観音経の読誦を行います。3日と5日の10時からは「大般若法要」も行われ、灯明料や鏡餅料をお供えいただくと、茶所で「坊雑(ぼうぞう・お雑煮)」をいただけます。
【復興支援物産展】 正月三が日、「東日本大震災・台風12号復興支援物産展」を開催します。奈良市及び福島県郡山市、宮城県多賀城市との共催で、台風12号で被害を受けた五條市、十津川村などの物産も展示販売。商品は公的機関による安全確認済みです。
【東大寺ミュージアム】 東大寺ミュージアムは年末年始も通常通り開館しています(午前9時半から16時30分まで。入館は16時まで。次回の休館は1月10日)。初詣の後などに是非お立ち寄り下さい。
【テレビ】 大晦日に放送されるNHKの「ゆく年くる年」で、今年は東大寺からも中継が行われます。今年の番組テーマは「祈り、そして明日へ」。来年は穏やかな年になるよう、祈ります。
【テレビ】 1月1日の8時からBS朝日で「正倉院と東大寺 ~ 発見!天平の秘寶剣 聖武天皇の王朝を断った陰陽の剣の謎を探る ~」が再放送されます。どうぞご覧下さい。
【テレビ】 1月2日の19時からBSジャパンで「遥かなる運慶の極彩空間 ~ 今甦る東大寺大仏殿 幻の巨大仏像 ~」が再放送されます。どうぞご覧下さい。
奈良市観光協会に勤務するN先輩からも、「東日本大震災・台風12号復興支援物産展」の情報を教えていただいた。産経新聞奈良版(12/31付)「風評被害一掃しよう 3が日、東大寺で復興支援物産展」によると、
東日本大震災と紀伊半島豪雨の被災地を応援するイベント「東日本大震災・台風12号復興支援物産展~東大寺~」が来年1月1~3日、奈良市の東大寺境内の鏡池周辺で開かれる。同寺が初詣客でにぎわう正月に、被災地の特産品を売り出して風評被害を一掃しようと開催を呼びかけ、奈良市、姉妹都市の福島県郡山市、友好都市の宮城県多賀城市の4者が共催することになった。
会場では、郡山市の観光団体などが正月に楽しんでもらおうと、ゆべしや薄皮まんじゅうといった名産の菓子や地酒などを出品する。多賀城市は特産品の古代米のほか、宮城県の観光PRキャラクター「むすび丸」のグッズなどを店頭に並べる。
また、東大寺学園高校の生徒が、豪雨被害を受けた五條市と十津川村の特産品をボランティアとして販売し、収益を県南部の被災地に送るという。物産展は1日が午前0~2時と午前10時~午後3時で、2、3両日は午前10時~午後3時。最終日の3日は商品の在庫がなくなり次第終了する。
これは意義のある物産展である。「商品は公的機関による安全確認済みです」とのことであり、また台風被害を受けた県下の物産も販売するというのがいい。大晦日から元旦は近鉄も、JRも、奈良交通も、特別ダイヤを組んでいる。この年末年始は、ぜひ東大寺にお参りください!