9月28日付の朝日新聞奈良版に、こんな記事が出ていた。見出しは「CoCo壱番屋、フード三愛と新商品」である。記事全文を紹介すると、
カレーチェーン大手の「カレーハウスCoCo壱番屋」が、県特産の地鶏「大和肉鶏(やまとにくどり)」を飼育・販売する桜井市のフード三愛と新メニューを共同開発した。10月1日から県内全店(13店舗)と大阪府の4店舗で2カ月間の限定販売を始める。地産地消の一環として県内の店舗オーナーが、ご当地メニューの開発を提案。
約1年をかけ、地鶏を生パン粉で包んで揚げた「大和肉鶏を使った手仕込みチキンカツカレー」(税込み850円)と、薫製にした地鶏をサラダにあわせた「大和肉鶏サラダ」(280円)の2品を作った。フード三愛の担当、御幡誠さんは「新メニューはボリューム満点。大和肉鶏になじみの無かった人も、これを機に気軽に味わってほしい」と話した。
早速、10/3(木)、奈良上三条店(奈良市上三条町7)を訪ねた。ここは近鉄奈良駅から徒歩3分、奈良市観光協会の筋向かいである。まず運ばれてきたのは「大和肉鶏サラダ」(280円)。大和肉鶏の笹身スライスがたっぷり載っていて、これはヘルシー&デリシャス!「食べる順番ダイエット」の教えに従って、まずはこれを平らげることにしよう。
ほどなく、ジュージューといい音を立てて「大和肉鶏を使った手仕込みチキンカツカレー」(税込み850円)が運ばれてきた。しかし女子店員さんの口上は「大和地鶏のカツカレーです」。これはイカン! 私は若い頃には必ずツッコミを入れていたのだが、「大和肉鶏」(特定の品種名)は、「大和の地鶏」(奈良県下で平飼いされた在来種の鶏)とは、全く違うのだ。
Wikipedi「地鶏」によると《地鶏(じどり)とは、日本農林規格 (JAS) に記載されている、在来種由来の血液百分率が50%以上の国産銘柄鶏の総称。在来種純系によるもの、または在来種を素びな(雛)の生産の両親か片親に使ったものである。飼育期間が80日以上であり、28日以降は平飼いで1m²当たり10羽以下で飼育しなければならない。平飼いとは、鶏舎内、又は屋外において、鶏が床面(地面)を自由に運動できるようにして飼育する方法》。つまり、在来種を一定の条件で平飼いすれば「地鶏」となる。
いっぽう奈良県農林部のHPによると「大和肉鶏」とは《京都のかしわ料理に使われた大和かしわは、大正末期から昭和初期にかけて、おいしい肉鶏の名声を誇っていたのです。手間暇のかかる大和かしわは、終戦後大量生産のブロイラーにとって換わることになってしまいました。しかし、大和ならではの鶏を惜しむ声を受け、昭和49年度から5ヵ年計画で奈良ならではの高級鶏肉誕生のプロジェクトが立ち上げられたのです》。
《さまざまな試行錯誤を経て、名古屋種の雄とニューハンプシャーの雌から生まれた1代雑種の雌に大型シャモの雄をかけ合わせた3元交配から生まれた鶏を大和肉鶏と名づけて昭和57年から本格的に生産販売を始めたのです。肉質は赤味をおび、適度な脂肪で肉じまりも良く、適当な歯ざわりがありますから煮込んでも煮崩れしません。コクと甘味、豊富な肉汁を含んでいるので、和洋中を問わず料理に耐えると評判を呼んでいます》。つまり「大和肉鶏」とは、特定の鶏の「品種名」なのである。単なる「奈良県産の地鶏」と一緒くたにはしないでいただきたい。カツカレーもサラダも美味しく仕上がっているので、なおさらそこが気にかかる。
しかし「大和肉鶏」というネーミングは、いかにも芸がない。ヘルシーな鶏肉なのに、「肉鶏」と聞くと「贅肉がつきそう」というあらぬ誤解も招いてしまう。だから私は「もっと洒落た愛称をつけよう」と何度も提案しているのだが、いまだに聞き入れられていない。
奈良県農林部の皆さん、ひとつ、一般募集しませんか?
カレーチェーン大手の「カレーハウスCoCo壱番屋」が、県特産の地鶏「大和肉鶏(やまとにくどり)」を飼育・販売する桜井市のフード三愛と新メニューを共同開発した。10月1日から県内全店(13店舗)と大阪府の4店舗で2カ月間の限定販売を始める。地産地消の一環として県内の店舗オーナーが、ご当地メニューの開発を提案。
約1年をかけ、地鶏を生パン粉で包んで揚げた「大和肉鶏を使った手仕込みチキンカツカレー」(税込み850円)と、薫製にした地鶏をサラダにあわせた「大和肉鶏サラダ」(280円)の2品を作った。フード三愛の担当、御幡誠さんは「新メニューはボリューム満点。大和肉鶏になじみの無かった人も、これを機に気軽に味わってほしい」と話した。
早速、10/3(木)、奈良上三条店(奈良市上三条町7)を訪ねた。ここは近鉄奈良駅から徒歩3分、奈良市観光協会の筋向かいである。まず運ばれてきたのは「大和肉鶏サラダ」(280円)。大和肉鶏の笹身スライスがたっぷり載っていて、これはヘルシー&デリシャス!「食べる順番ダイエット」の教えに従って、まずはこれを平らげることにしよう。
ほどなく、ジュージューといい音を立てて「大和肉鶏を使った手仕込みチキンカツカレー」(税込み850円)が運ばれてきた。しかし女子店員さんの口上は「大和地鶏のカツカレーです」。これはイカン! 私は若い頃には必ずツッコミを入れていたのだが、「大和肉鶏」(特定の品種名)は、「大和の地鶏」(奈良県下で平飼いされた在来種の鶏)とは、全く違うのだ。
Wikipedi「地鶏」によると《地鶏(じどり)とは、日本農林規格 (JAS) に記載されている、在来種由来の血液百分率が50%以上の国産銘柄鶏の総称。在来種純系によるもの、または在来種を素びな(雛)の生産の両親か片親に使ったものである。飼育期間が80日以上であり、28日以降は平飼いで1m²当たり10羽以下で飼育しなければならない。平飼いとは、鶏舎内、又は屋外において、鶏が床面(地面)を自由に運動できるようにして飼育する方法》。つまり、在来種を一定の条件で平飼いすれば「地鶏」となる。
いっぽう奈良県農林部のHPによると「大和肉鶏」とは《京都のかしわ料理に使われた大和かしわは、大正末期から昭和初期にかけて、おいしい肉鶏の名声を誇っていたのです。手間暇のかかる大和かしわは、終戦後大量生産のブロイラーにとって換わることになってしまいました。しかし、大和ならではの鶏を惜しむ声を受け、昭和49年度から5ヵ年計画で奈良ならではの高級鶏肉誕生のプロジェクトが立ち上げられたのです》。
《さまざまな試行錯誤を経て、名古屋種の雄とニューハンプシャーの雌から生まれた1代雑種の雌に大型シャモの雄をかけ合わせた3元交配から生まれた鶏を大和肉鶏と名づけて昭和57年から本格的に生産販売を始めたのです。肉質は赤味をおび、適度な脂肪で肉じまりも良く、適当な歯ざわりがありますから煮込んでも煮崩れしません。コクと甘味、豊富な肉汁を含んでいるので、和洋中を問わず料理に耐えると評判を呼んでいます》。つまり「大和肉鶏」とは、特定の鶏の「品種名」なのである。単なる「奈良県産の地鶏」と一緒くたにはしないでいただきたい。カツカレーもサラダも美味しく仕上がっているので、なおさらそこが気にかかる。
しかし「大和肉鶏」というネーミングは、いかにも芸がない。ヘルシーな鶏肉なのに、「肉鶏」と聞くと「贅肉がつきそう」というあらぬ誤解も招いてしまう。だから私は「もっと洒落た愛称をつけよう」と何度も提案しているのだが、いまだに聞き入れられていない。
奈良県農林部の皆さん、ひとつ、一般募集しませんか?