tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

PAZ(パズ)は、奈良市小西町のスペイン料理店

2013年10月13日 | グルメガイド
ぱ~ぷるの『ランチパスポート奈良』(北部版Vol.1)980円を携えて、アルテ館1階の「小西町バル PAZ(パズ)」(奈良市小西町5)を訪ねた。ランチパスがあれば、850円のプレートランチが500円になる。ランチパスのサイトには、

旬の素材と思いをプレートにのせた大満足のランチタイムを楽しんで
2013年5月に新しくオープンしたお店。昼はランチ、夜はバル使いで旬の素材を生かした創作メニューが楽しめる。ランチは3種のメイン料理が日替わりのプレートランチで、副菜2種もメインに引けをとらない内容と充実している。パンは自家製の全粒粉なので小麦粉の良い香りを楽しめる。お洒落な店内でゆっくりと大満足のランチタイムを過ごそう。



◆passport-info
500円ランチ/「プレートランチ」850円→500円
パスポート利用時間/11:30~15:00(14:30LO)(※なくなり次第終了)
利用回数/期間中3回利用できます。
◆shop-info
奈良市小西町5アルテ館1F
☎0742-24-7756
営/11:30~15:00(14:30LO)、17:30~翌0:00(23:00LO)
休/日曜休
P/無(近隣に有料P有)


ランチパスの写真を一見すると、「カフェ飯」(カフェなどで提供される軽食)風の印象だった。勤務先からも近いので「まぁ急ぐことはないだろう」とあと回しにしていたのだが、外出した帰りに時間ができたので10/10(木)、ふらりと立ち寄ってみた。まだ午前11時台なのに、結構混み合っている。しかもすべて女性客だ! グルメの世界では「女性が支持する店は美味しい」という鉄則があるので、期待が弾む。



この日のプレートランチは、秋鮭のグラタン・オーブン焼き、帆立のマリネ、手羽中の酒蒸し、サラダ、スープ、パンまたはご飯。この日は「自家製全粒粉パン」をチョイスして料理の運ばれるのを待った。やや待ったあとに写真の料理が出てきた。「手の込んだ料理が多いな」と思いつつ、まずは「手羽中の酒蒸し」。おおっ!○●(目を白黒)。次に「帆立のマリネ」。おおっ!!○●○●(目を白黒の2倍)。これはうまい!本格的なスペイン料理ではないか。メインの鮭のオーブン焼きも美味しいし、自家製全粒粉パンとオリープ油が、またいい。これで500円とは信じられない!

しかし1回食べただけで即断するのは良くないだろうと翌日(10/11)、もう一度訪ねてみた。ランチパスには「3種のメイン料理が日替わりのプレートランチ」とあるので、同じメニューが続けて出て来ることはないだろう。翌日のメニューは、真ダラの香草パン粉焼き、帆立とキュウリのマスタードマリネ、イカとキノコの炒め物、サラダ、本日のスープ、パンまたはご飯。今回は「ご飯」をオーダー。



この日は、幼稚園のお迎え帰りと思しき若いお母さん連中と子供たちがいて、とても賑やかだった。お母さん連中は、美味しい店をよく知っている。すぐに口コミで広まるからだ。今回もメイン(主菜)ではなく、副菜のイカとキノコの炒め物や帆立とキュウリのマスタードマリネからいただいたが、やはり本格的な味で、これは間違いなく美味しい!スープもコンソメからポタージュに変わっていて、毎日来ても楽しめそうだ。なお、ご飯よりパン(自家製全粒粉パン)が圧倒的にお薦めである。


マスターに「驚きました、とても美味しかったです」と言い残してお店を出た。ランチパスは同じ店で3回しか使えないので、それだけが心残りだ。出口に看板があり、その裏が見えた(表が昼のメニュー、裏が夜のメニュー)。夜のメニューの下に、どこかで見たような雑誌のカラーコピーが貼ってあった。おお、これは今発売中の『あまから手帖』(2013年10月号)ではないか(奈良が特集されている。私も買ったがまだよく読んでいない)。さすがに『あまから手帖』は目が高い、この5月にオープンしたばかりの店をちゃんと紹介していたのだ。

私の『ランチパスポート奈良』(北部版)による収支は、煮込みハンバーグ(fue)、お茶漬け定食(風神)、にぎり定食(春日)、オムライス(おしゃべりな亀)、天ぷら相盛り(越後)、屋台ラーメン(まるほ)、タコライス(Ritz)、焼きそばセット(眞田)、パスタランチ(fis)、麻婆丼(飛天)、とんぺい焼きセット(あつをの台所)、桜えび天おろしそば(そば楽)、すじ肉カレー(はまぐり屋)、コリアセット(あじと)、中華ランチ(花とも)、パームランチ(Parum cafe)でトータル+4,420円だったので、今回の+700円(=850円-500円の2回分)を加算すると「+5,120円」と早くも5千円の大台に乗った。ぱ~ぷるさん、どうも有難う!

tetsudaおススメ度(ランチパス使用時の満足度。最高点は3つ星)は、もちろん★★★!
本当は5つ星をあげたい店だ。

※食べログは、こちら
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第1回まほろばソムリエの深イイ奈良講座「90分でわかる天誅組」が無事終了!

2013年10月13日 | 天誅組
昨日(10/12)、東京日本橋・三越前の奈良まほろば館で開催した「90分でわかる天誅組」が、無事終了した。ご参加いただいた約30人の皆さん、またご協力いただいた同館のK課長はじめ関係者の皆さん、有難うございました!
※写真は、すべてK課長にお撮りいただいた

講座の様子は、今朝(10/13)の奈良新聞に大きく紹介された。見出しは《決起150年「天誅組」知って 奈良まほろばソムリエの会 東京で講座、足跡紹介》である。



県の歴史文化・観光の啓発・普及活動を実践するNPO法人奈良まほろばソムリエの会(小北博孝理事長)が首都圏に活動を広げた「まほろばソムリエの深イイ奈良講座」が12日、東京都中央区の同館で開かれた。同会専務理事の鉄田憲男南都銀行総合企画部副参事が「90分でわかる天誅組」と題して講演した。

今年は「天誅組」が決起してから150年目。この機をとらえ、首都圏の歴史ファンに若き志士たちの理念や史実を伝え、本県に誘客することが目的。鉄田さんは写真などを披露しながら歴史的背景や天誅組の足取りを分かりやすく、時にはユーモアを交えて解説した。最後に「無謀とも言われ誤解もあるが、崇高な理念で行動した志士たちへの理解を深めてほしい」と締めくくった。

 実録 天誅組の変
 舟久保藍
 淡交社

本書を読めば、天誅組のすべてが分かる。天誅組関連本ではピカイチである

「まほろばソムリエの深イイ奈良講座」は、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」と、奈良まほろば館が協力して実施するセミナーで、13年12月と14年2月の日程がすでに決まっており、2014年度以降も継続実施したいと考えている。その初回がこの「90分でわかる天誅組」という位置づけである。



皆さんとても熱心に話をお聞きいただき、最後には、こんなご質問もいただいた。「天誅組は軍資金をどうやって捻出したのですか?」。これについては「支援者がいて、その方から調達しました。略奪などは一切ありません」とお答えした。より詳しくは《淡路島の勤皇家で大地主であった古東領左衛門は先祖代々の全財産を処分し、天誅組の軍資金として供出した》(Wikipedia「天誅組」)。



「天誅組の生き残りで、のちに男爵になった人が2人いますが、どういう経緯ですか?」。あいまいにしか答えられなかったが、『維新の魁 天誅組』(「維新の魁・天誅組」保存伝承・顕彰推進協議会)によると、《伊吹周吉(石田英吉) 禁門の変をへて長州奇兵隊に参加、のち海援隊に尽力。戊辰戦争では奥羽鎮撫総督府参謀に列して転戦す。明治後は各地の県令・知事を歴任、陸奥宗光農商務大臣の次官を務める》。《平岡鳩平(北畠治房) 戊辰戦争で有栖川宮熾仁(たるひと)親王の護衛などを務める。明治後、横浜開港場裁判官を皮切りに大審院判事・大阪控訴院長を歴任》とある。



東京には熱心な奈良ファンがいらっしゃる。今回も講座修了後、十津川村のことなどを詳しく聞いてこられた。新幹線で名古屋→近鉄特急で大和八木→路線バスで十津川村、というルートになるが、これだと着いてからの移動が大変なので、パッケージツアーを探すのが早道だろう。ふと「東京発2泊3日 秘境・十津川村の旅」というツアーを企画しても良いかな、などと考えた。

「まほろばソムリエの深イイ奈良講座」は無料だし(要申込)、原則として偶数月の同時刻(午後2時から90分)に開催するので予定を立てていただきやすい。たくさんのリピーターの方にご参加いただきたいと思う(第2回は12/8「平城山(ならやま)の史跡散歩」、第3回は2/16「奈良の魅力を味わう旅」)。

東京圏の皆さん、これからも「まほろばソムリエの深イイ奈良講座」をどうぞよろしく!

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