tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

WOOD JOB!(ウッジョブ)は、青春林業エンタメ映画!

2014年05月13日 | 林業・割り箸
今年(2014年)5月10日(土)に封切りされたばかりの映画「WOOD JOB(ウッジョブ)! 神去(かむさり)なあなあ日常」を、イオンシネマ高の原で見た。これは大学受験に失敗して「林業研修プログラム」に参加した都会の青年を描いた、涙と笑いの「青春エンタメ映画」である。主役は何といっても美しい林業の村(旧・美杉村=現・津市美杉町)であり、林業に従事する村人たちだ。この映画の公式HPの「映画情報」によると、

「ウォーターボーイズ」(01)「スウィングガールズ」(04)「ハッピーフライト」(08)「ロボジー」(12)と数々のヒット作を世に送り出してきた、日本で最も注目を集める矢口史靖監督、待望の最新作!

2009年に発売され、2010年度本屋大賞第4位を獲得! あのスタジオジブリの宮崎駿監督も絶賛! シリーズ累計発行部数35万部を超える、三浦しをんのベストセラー小説『神去なあなあ日常』を原作に、矢口監督が丹念な取材の成果を加味して脚本を起こした、アクションあり、ラブあり、感動あり、ちょっぴりエッチもあり、もちろん、笑いはテンコ盛り!! 完全無欠の“青春エンタテインメント超大作”です。


「WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~」予告


主人公は、明日の自分のゆくえも決めきれない高卒ホヤホヤの18歳男子・勇気。ひょんなことから生まれ育った都会から遠く離れ、携帯も繋がらない、コンビニも無い、若者もあんまりいない、山奥の村で林業に従事することに。危険と隣り合わせの超重労働に心は一瞬で折れ、すぐにでも逃げ出すつもりだったのだが…。気の強い美人に恋したり、変わり者だらけの村の住人たちを好きになったり、山で不思議な体験をしたり、自然の絶大なる存在にかけがえのなさを感じてしまったり。

そして、なんといっても、今切り倒した木は自分達の祖先が植えたものであり、今植えた木を切り倒すのは自分達の子孫であるという、100年先を見据えた、気の長い“未来を作る”仕事――【林業】の魅力に、勇気は次第に気付いていく――。

都会育ちの少年がひょんなことから、ケータイも圏外でコンビ二もない、“森”で働くことになり…。まったくの未知なる世界に飛び込んでしまった、一人の若者の成長を軸に繰り広げられる爆笑と感動の物語。スクリューボールな展開に笑い、ダイナミックなクライマックスに手に汗握り、人間と自然がおりなす温かなエンディングに胸がアツくなる!!



矢口ワールド全開! 現代の閉塞感をぶっ飛ばし、“なあなあ”(ゆっくりのんびり行こう)と生きていく勇気がふつふつと湧いてくる!! 100年先を見据える【林業】の世界を舞台に、100年愛されるエンタテインメント超大作が誕生します!!!

冒頭で、平野勇気青年(染谷将太)のちゃらんぽらんでお気楽な都会生活が紹介される。偶然、街で目にした「緑の研修生」募集チラシに写っていた美女(長澤まさみ)の写真と、「森であなたと、働きたい」というキャッチコピーに心を奪われ、現地へ。夜逃げしたくなるような厳しい研修と格闘するうちに…。

とにかく、ハラハラ・ドキドキのエンタメ映画である。お説教やお勉強ではなく、いかにも頼りない都会の青年が、林業と格闘しながら自分を発見していく映画である。林業の天才・飯田ヨキ(伊藤英明)は、とてもカッコいい。彼の姿を見て林業を志す若者が増えたり、「こんな人と結婚したい」と思う女性も多いのではないだろうか。子供が神隠しにあうシーンや、千年杉を伐り出す祭りの場面は、とても迫力がある。

奈良県の県土の77%は森林だ。しかし林業従事者は減少の一方だし、高齢化も進んでいる。この映画で、林業に関心を持つ若者が少しでも増えれば良いな、と思う。まずは県下の林業関係者の皆さん、ぜひこの映画をご覧ください!

[ P R ]
 奈良が分かる絶好の手引き書!

 奈良「地理・地名・地図」の謎
 NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」監修
 実業之日本社(じっぴコンパクト新書) 762円

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする