tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

茅原のトンド(毎日新聞「ディスカバー!奈良」第1回)

2017年01月13日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、本年(2017年)1月12日から毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「ディスカバー!奈良」という連載ものを書かせていただくこととなりました。毎日新聞奈良版といえば、西山厚さんや寮美千子さんが月1回、力の入ったエッセイを連載されていることで知られています。

私たちはそれらにはとても及ばぬものの、約330人の会員の組織力を活かし、意外と知られていない観光スポットや行事・伝統芸能などを紹介してまいります。当ブログにも転載いたしますので、ぜひご覧いただき、足をお運びいただければ、と。

さて初回は、私が書きました。一昨年に訪れた「茅原のトンド」です。毎年1月14日に営まれます。訪れたときは写真もたくさん撮りましたが、その後のパソコンの不調によりデータが消えてしまい、急遽、同行した当会の豊田副理事長(昼)と亀田事務局長(夜)から拝借して間に合わせました。では、記事をお読みください。



「ディスカバー!奈良」は毎週木曜日、奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)の最上級の合格者らでつくるNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」のメンバーが、県内の意外と知られていない見どころや行事を紹介します。

初回は「茅原(ちはら)のトンド」。トンドとは、正月飾りなどをたき上げる火祭りのことです。御所市茅原の吉祥草寺(きっしょうそうじ)境内で、毎年1月14日に行われます。お寺の正月行事と農村行事が結びついたお祭りです。

当日、地元の茅原地区と玉手地区の人々が集まり、オスとメスの2基の大たいまつが立てられます。午後8時頃には本堂で読経の後、玉手地区の世襲の世話役が灯明の火でその年の恵方から点火します。

参拝者は翌日のあずき粥(かゆ)の火ダネとして火のついた縄を持ち帰り、燃え残りの萱(かや)は苗代をつくるときの神祭り(水口祭り)に使われます。

(メモ)吉祥草寺へはJR和歌山線玉手駅から徒歩約6分です。この時期、夜は冷え込みますので、防寒には十分注意してお参りください。【奈良まほろばソムリエの会 専務理事 鉄田憲男】


たまたま今年は1/14が土曜日になりますので、お参りしやすいと思いますし、たくさんの方がお見えになると思います。雪の予報も出ていますので、足もとにはご注意の上、お訪ねください。また駐車場は狭いので、ぜひJRをご利用ください。

コメント (2)
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