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あきの蛍能(第25回)阿紀神社 能舞台/ 6月17日(土)奉納!(2017 Topic)

2017年06月11日 | お知らせ
毎年恒例の「あきの蛍能(ほたるのう)」、今年は6月17日(土)に開催される。宇陀市のHPによると、

阿紀神社(宇陀市大宇陀迫間)にある能舞台において第25回目となる「あきの螢能」を開催します。今回は第25回記念として、特別出演で小笠原流による流鏑馬(やぶさめ)の披露も予定しております。前売り券は完売しました(6月6日)。当日券は、午後1時より、会場入口にて販売します。(晴天時は阿紀神社にて100枚、雨天時は宇陀市文化会館にて10枚の予定)

開 場 午後4時30分
流鏑馬 午後5時30分
献 能 午後6時30分
呈 茶 午後4時~(無料・先着400名)

【流鏑馬(やぶさめ)】
特別出演 弓馬術礼法小笠原教場小笠原清基
【献 能】
(仕舞)
高砂 大江信行/羽衣 浦田保浩/岩船 浦田親良
(狂言)千鳥(ちどり)
太郎冠者 茂山千三郎/主人 井口竜也/客人 茂山あきら
(能楽)鞍馬天狗白頭(くらまてんぐはくとう)
山伏・天狗 浦田保親/牛若丸 深野和奏/花見の稚児 深野百花・大和の子供たち/東谷の僧 小林努/西谷の能力 松本薫/木葉天狗 鈴木実・増田浩紀・井口竜也

開催日時 2017年6月17日 午後6時30分~(開場:午後4時30分)
場所 名称 阿紀神社(雨天時:宇陀市文化会館)
住所 宇陀市大宇陀迫間(雨天時:宇陀市大宇陀拾生)
対象 チケット購入者
費用 前売入場券5,000円(6月6日完売しました)当日入場券6,000円
 会場変更となってもチケットの払い戻しはできません。
 ※当日券は阿紀神社開催の場合100枚、文化会館開催の場合10枚程度の予定。
 会場入口にて午後1時より販売します。(晴天時:阿紀神社・雨天時:宇陀市文化会館)

申込方法 当日券のみ販売
※前売り入場券は6月6日をもって完売しました。なお当日券の販売については、6月17日の午前9時~午後5時の間に、宇陀市観光案内所「うだ観処」に、お問い合わせください(電話0745-88-9049)。
主催者 あきの螢能保存会

備 考 雨天の場合は宇陀市文化会館に会場変更
(会場変更・当日券のお問い合わせについては、6月17日午前9時~午後5時の間に、宇陀市観光案内所「うだ観処」0745-88-9049まで)
◆会場内は写真・ビデオ撮影できません
◆公演終了後、榛原駅行き臨時バス(有料)が運行されます
◆上演中はできるだけ物音を立てず、お静かにお願いします


東吉野村平野の工房すみれのHPに詳しい情報が出ている。さすがに地元発の情報は行き届いている。

平成29度 実施要領
■歴史
江戸初期から大正時代まで、毎年の行事として阿紀神社で薪能が 奉納され、村人の年一回の大衆娯楽の一つとして楽しまれたようです。その後、空白の期間があったが、平成4年大宇陀町制50周年(平成18年1月1日、榛原町、菟田野町、室生村と合併して宇陀市に)記念事業に協賛して、阿紀神社能舞台(下記写真)で第1回薪能が執り行われています。第3回より「あきの蛍能」と銘打ち、今年で25回目と回を重ねています。

■平成29年度演目
・狂言 千鳥(ちどり)) 茂山千三郎、井口 竜也 他
・能楽 鞍馬天狗 白頭(くらまてんぐ はくとう) 浦田保親、他
○狂言は能とともに、600年以上の伝統を持つ舞台芸術です。(ア)内容が日常的、庶民的 (イ)喜劇性、笑いに富む (ウ)セリフ劇 (エ)面をつけない のが特徴です。
○能は、室町時代初期に観阿弥・世阿弥によって大成されています。人間の喜びと希望、悲しみと絶望を、能面や装束美、笛、大鼓などの音楽、謡や舞などを通して表現したもので、舞台の上で、あらゆる世界を表現しようとしたものです。ユネスコの世界無形文化遺産に指定されています。

■蛍(ホタル)
6月中旬から8月にかけて、宇陀市大宇陀、菟田野など、東吉野村、御杖村、曽爾村、松阪市飯高町などで、里山のあぜ道を歩いていると川岸の草むらから一番ボタルが飛び立ち、そして、次々と湧き出るように無数のホタルが舞い始めます。この世のものとは思えない幻想の世界に導かれます。ホタルは美しい自然があってこその存在といえます。
※菟田野ホタル公園は、交通の便もよく多くの人々に親しまれています。
※宇陀市大宇陀:古くは古事記や日本書紀に登場し、万葉集にも数多く詠まれた、悠久の歴史と豊かな文化の息づくまちです。

■観賞記
蛍の光に浮かぶ能舞台・・幽玄の世界に陶酔する。工房主は、約10年前に観賞しており、今年で3回目です。初回は、阿紀神社の能舞台上での観賞で、これが「狂言」、「能楽」かと、大変な感銘を受けたものです。

一昨年は、早々に前売り券を購入し、阿紀神社能舞台でと楽しみにしていました。でも、結果は <残念!>。梅雨時期でもあり、どうしようもありません。当日は、500席の前売り券が早々に売れる程で、ホールは超満員の盛況でした。近隣の方々だけでなく、四国方面からも鑑賞者がおられ、演者の気迫ある熱演、保存会の皆さん方の献身的なサポート(蛍の観賞準備など)で、大変好評でした。

聞くところによると、過去5年間、続けて天候不順で屋内(ホール:宇陀市文化会館、大宇陀道の駅となり)での鑑賞となったそうです。昨年は保存会会長のユーモアとウイットに溢れたご挨拶から「やっと、阿紀神社の能舞台で上演できる」「出演者をはじめ、多くの人達の苦労が報われる、来場者にも喜んでもらえる」などと話されたとき、会場には盛大な拍手がありました。

約500名の参加者には、保存会のみなさんをはじめ、ボランティアの方々、地元高校生、蛍をご準備いただいた方、そして行政や地元の方々が献身的な努力をされていることが、よく理解できたように思います。これからは、次世代にも引き継がれ、阿騎野の地で、引きつづき「蛍能」が開催されることを願っています。


当日券の販売について、6月17日の午前9時~午後5時の間に、宇陀市観光案内所「うだ観処」(電話0745-88-9049)に、お問い合わせください! 



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