tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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551と蓬莱は違う/「551HORAI」と「蓬莱本館」は、別会社だった!

2018年04月14日 | 日々是雑感
私の親戚は家族みんなが「551HORAI」の大ファンで、奈良に帰ったときにはよく近鉄百貨店奈良店で豚まんや焼売などを買って帰る。あるとき大阪で蓬莱の通販サイトのチラシを見つけたので、このもサイトから豚まんや焼売などを送っておいた。よくスーパーや生協などに冷凍品などを置いているので、その延長だろうと思っていた。

あとで本人に会ったとき「送ってもらった豚まんは美味しかったけど、551じゃなくて蓬莱の豚まんだった」と言われて、驚愕した。551と蓬莱は違うのか!これは目からウロコだった。両者のHPにも出ていたが、Wikipedia「蓬莱(飲食店)」がうまくまとめている。

1945年(昭和20年)創立の「蓬莱食堂」を母体として、1964年(昭和39年)から創業メンバー3人により別々の会社
株式会社蓬莱(551蓬莱 ごーごーいちほうらい)
株式会社蓬莱本館
株式会社蓬莱別館

の3社に分かれている(いわゆるのれん分け)。現在、豚まんを製造販売しているのは551蓬莱と蓬莱本館の2社で、特にテイクアウト店を直営している551蓬莱が一般には有名であり、単に「蓬莱」といえば551蓬莱を指す場合が多い。



「551蓬莱」では冷凍の豚まんは扱っておらず、各店で手包みによる作りたてのものを販売している。駅(新大阪駅、大阪駅)や空港(大阪国際空港、関西国際空港)にある店舗などでは、数時間の持ち運びが可能なチルド品も販売している(「蓬莱」ブランドで販売されている冷凍品は、下記「蓬莱本館」の製品である)。

関西圏外にも愛好家が多く、関西を訪れるたびに土産として買い込む光景もよく見られる。期間限定ながら各地の百貨店などの催事会場で購入することが可能となった。また、オンラインショップも開設されている。企業戦略として百貨店などテナントへ入居している場合、出入口近辺や地階店舗なら階段近辺に出店していることが多い。

なお、551蓬莱の「551」の由来は創業当時、店の電話番号が「551」だったことに合わせて「味もサービスも、ここがいちばんを目指そう!」という会社の目標から。また、当時の社長が吸っていたタバコの銘柄が「State Express 555」だったこともヒントになっている。

「株式会社蓬莱本館」は、難波にある中華レストランの経営のほか、豚まんなどの冷蔵・冷凍食品の、スーパーマーケットや生協、駅売店への卸売りや、通信販売が主力事業である。中華レストランでは豚まん製造を体験するコースがあるほか、テイクアウトの販売も行っている。

販売ルートによって商品に違いがあり、スーパーマーケットには冷凍・ビニールパッケージ、駅売店には冷凍・赤箱パッケージ、通信販売は冷蔵・白箱パッケージとなっている。楽天、ヤフーショッピングなど、インターネットを通じた通信販売を積極的に行っている。

厳密に食べ比べていないので、どちらが美味しいのかは分からないが、やはり味は違うようだ。「551HORAI」か「蓬莱本館」か、よく見極めてお買い求めいただきたい。

関西に60年以上住んで、初めて知ったこの事実。気象予報士の蓬莱大介さんは、ご存じなのだろうか?
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