tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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岡本彰夫の奈良、奥の奥(「ならどっとFM」新番組)は、こんなに楽しい!

2018年04月04日 | 奈良にこだわる
本年(2018年)4月2日付の奈良新聞に《ラジオで奈良の深奥伝えます 元春日大社権宮司 岡本さんが新番組 地元「ならどっとFM」で きょう初回、お水取り解説》という記事が出ていた。なお岡本教授は本年4月22日朝5:00~6:00放送のNHK Eテレ「こころの時代」にも出演される。記事の一部を抜粋すると、

 天が教えてくれた幸せの見つけ方
 岡本彰夫
 幻冬舎こころの文庫

※本書は『神さまが持たせてくれた弁当箱』(既刊)の文庫版

元春日大社権宮司で、県立大学客員教授の岡本彰夫さんが、きょう2日から月1回、奈良市のコミュニティーFM局「ならどっとFM」で新番組「岡本彰夫の奈良、奥の奥」を始める。岡本さんと、がんと闘いながら奈良を撮り続ける映像作家の保山耕一さん、奈良を拠点とするシンガー・ソングライターの大垣知哉さんの3人が出演。悠久の歴史から最近の話題まで、「奈良の奥の奥」を伝える。

新番組は、同局を運営する奈良シティエフエムコミュニケーションズの中川直子代表取締役から、「奈良を愛する人の番組を作りたい」との相談を受けた保山さんが発案。岡本さんも地域にとって不可欠な放送局である同局を応援しようと出演を快諾した。


本放送は毎月第1月曜日15:00~16:00
再放送は毎月第2金曜日20:00~21:00


私は4月2日(第1月曜日)に「ならどっとFM」(78.4MHz)を拝聴した。放送エリアは奈良市周辺だが、インターネットのサイマルラジオなら、どこでも同時間帯に聞くことができる。今月は、4月13日(金)に再放送がある。

ペンを握りながら放送を聞いた。岡本教授、保山(ほざん)さん、大垣さんの掛け合いがとても楽しい。お水取り(東大寺二月堂修二会)のところでは、故清水公照師の読経のお声が流れたり「呉音ではなく漢音で詠むんや」というお話があって、これは知らなかった。陽徳(人に知られる徳行)と陰徳(ひそかに行う善行)のところでは、「陰徳を積むことは、天に貯金をするようなものです」。

 道歌入門 悲しいときに口ずさめ 楽しいときに胸に聞け
 岡本彰夫
 幻冬舎

こんな道歌(みちうた)の紹介もあった。「欲深き人の心と降る雪は 積もるにつれて道を失う」。欲の深い人間は、雪が積もると道が見えなくなるのと同じように、欲がどんどん増えて人間の「道」つまり「道理」が見えなくなる。欲を満たすために犯罪を犯すようにもなる。高橋泥舟(でいしゅう)の歌だ。泥舟は「幕末の三舟」のひとり。ほかの2人は、勝海舟と山岡鉄舟(泥舟の義弟=妹婿)である。

岡本教授は時々、大垣さんに厳しいことをおっしゃって「これは愛のムチやで」。とにかく面白くてタメになる番組だ。再放送は4月13日(金)20:00~21:00、ぜひお聞き下さい。NHK「こころの時代」(4月22日5:00~6:00)もお忘れなく!

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