tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

観光ボランティアガイド団体の概況(2019年度 日本観光振興協会調べ)

2020年07月04日 | 観光にまつわるエトセトラ
観光経済新聞(2020.6.13付)に、《令和元年度「観光ボランティアガイド団体」の概況(日観振調べ)》という表とグラフの全面記事が出ていた。もとの記事はこちら(2020.4.19)に出ていて、それをグラフ化したものだ。もとの記事には
※トップ写真は「JR万葉まほろばウォーク」(奈良まほろばソムリエの会主催、2019.12.7)

日本観光振興協会はこのほど、2019年度の「観光ボランティアガイド団体」調査の結果をまとめた。それによると、組織数は1728で、ガイドは4万6147人いることが分かった。前年度と比べ、組織数は89増えたものの、ガイド数は12人の微減。抱えている課題で最も多いのは「後継者育成」で、9割弱の組織が挙げた。調査対象は全国のボランティアガイドを行っている組織(日観振が把握している組織など)。2005件に調査票を発送し、1402件から回答があった。

奈良県には県が主宰する「奈良県観光ボランティアガイド連絡会」があるので、そこで回答したのだろう。ちなみに「観光ボランティアイド団体(組織)数」で奈良県は41団体で全国17位、ガイド人数で奈良県は1,786人で全国4位だ。ガイド数の全国ベスト5は、東京都、愛知県、京都府、奈良県、兵庫県の順。観光地というより人口順のようだが、そこで4位とは奈良県は頑張っている。

「企業の定年延長制度ができてから、ボランティアガイドの数(供給)が増えない」と言われるが、グラフを見ると組織数もガイド数も、平成22年度以降は横ばい傾向である。1組織あたりのガイド人数は「10人以上20人未満」が32.8%、「20人以上30人未満」が18.1%。ガイド1人あたりのガイド料(ガイド収入)は「1,000円以上2,000円未満」が25.5%、「2,000円以上3,000円未満」が24.1%。

お客さま1人あたりガイド料金はダントツで「500円以上1,000円未満」が35.8%。奈良まほろばソムリエの会は@500円なので、これは妥当なところだろう。年間案内実績は「100人以上500人未満」が23.8%、「1,000人以上3,000人未満」が23.3%。ガイド団体(組織)の年間収入は「10万円以上50万円未満」が41.7%。

「ガイドをやっていると、心身ともに健康になる」と言われる。穴を空けてはいけないので健康に注意する、下見でも本番でもよく歩くので足腰が鍛えられる、事前に予習するし本番ではよくしゃべるので頭がボケない、などなど。今はコロナ禍でガイドの出番も減っているが、終息後のことを考えて、今から準備していただきたいと願う。

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